あらすじ
アルプスに近い国境、城砦司令官の娘アンジェリクは、パリの寄宿学校に通う従弟から革命の話を聞く。美貌の貴族青年との結婚が間近に迫っている時だった。その夜突然、城砦を民衆が襲う。すべてを失ったアンジェリクは、凶悪犯として投獄されていた少年と共にパリを目指した。家も、仕事もないままに犯罪者の仲間に身を落とし、婚約者の行方を探すが……。革命の渦中を生きる人々の愛憎と成長を描き出す傑作長編ロマン。
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Posted by ブクログ
藤本ひとみといえば、コバルト小説だったんですが。
久しぶりに読んでみた。
フランス革命期の話で、家族を惨殺された下級貴族の娘アンジェリクと、下層平民の…
アンジェリクにはミシェルという婚約者がいて、必ず迎えにくると言う言葉を信じて待っているのだけど。
でも、実のところは知らず知らずのうちに…に惹かれていたのだと!
これが、コバルト文庫だったら、なんつかもう少しご都合主義的なんが目立ってたんだろうけども。まぁ。
まぁでも、藤本ひとみだなぁ、と。大人でも女子ですので(←)大好きげな話よ。
Posted by ブクログ
フランス革命の頃。時代の波に翻弄されながらも、自らの心の中にある緋色の旗に従い毅然と生きる少女のお話。正統派の少女漫画のような感じで好きです。大好きです。
Posted by ブクログ
2009.11
フランス革命時、元貧乏貴族の少女のお話。パリの下町で生きていこうとする彼女は必至で、たくましい。でもラストはちょっとびっくり…え、これで終わり、え、この後どうなるの…。
Posted by ブクログ
地位も財産も家族も、それまで当たり前だと思っていたものが根底から覆されていく。フランス革命時の、一人の貴族女性の物語。政治的な動きだけでなく、その時代を生き抜こうとする庶民の暮らしが伝わってきて、おもしろかった。
最後がなんだか、しりきれとんぼのような。