【感想・ネタバレ】恋愛と贅沢と資本主義のレビュー

あらすじ

著者はM・ウェーバーと並び称された経済史家である。ウェーバーが資本主義成立の要因をプロテスタンティズムの禁欲的倫理に求めたのに対し、著者は贅沢こそそのひとつと結論づけた。贅沢の背景には女性がいて、贅沢は姦通や蓄妾、売春と深く結びついていたというのである。かくて著者は断ずる。「非合法的恋愛の合法的な子供である奢侈は、資本主義を生み落とすことになった」と。(講談社学術文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 一時期はマルクスかゾンバルトか、と言われたほどもてはやされたという著者の代表作。資本主義が生んだのは何か、というのがメインテーマ。結論を言えば女性が宮廷で影響力を増して奢侈にかけるお金が増えて、高級品の供給量を増やすために資本主義が発生したということらしい。
 中身の半分近くは取引の情報などであまり読まなかった。読んでも数字が大きいのか、小さいのか分からない。現在の単位との比較がないため全然目安が付けられなかった。

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2013年09月02日

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