【感想・ネタバレ】奇子 手塚治虫文庫全集(1)のレビュー

あらすじ

呪われた出生を背負う少女を描いた問題作! 地方の豪農での権力争いに巻き込まれ、4歳で土蔵に幽閉された奇子(あやこ)。彼女が大人の女に成長したとき、周辺の歯車が狂いだす……。陰を描く裏・手塚漫画の決定版! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT197~198『奇子』第1~2巻収録

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Posted by ブクログ

ネタバレ

20代の頃読んだ際は、殺人、近親相姦などあまりのダークストーリーぶりに黒手塚爆発しており、もしかして後編は読まなかったのかもしれない。
今改めて読むと戦後のGHQ占領時代の社会を活写した名作だと思えてきた。
下山事件に似た鉄道轢死事件に手を貸したGHQのスパイ天外の実家は地方の大地主で、不義の子奇子たちに事件当日の行動を目撃されてしまう。そのため、目撃者の一人涼子は殺され、異母妹奇子は成人するまで座敷牢に閉じ込められる。当時の農地改革によって大地主が没落していく姿や社会的な大事件をからめ物語は展開してゆく。後編も楽しみである。
★★★★

0
2024年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

帰郷

祝殿

加東という男

時の亀裂

轢死体

烙印

擬態



証言

生ける屍

動乱の翳

さなぎ

人形の家

泥流

光陰

0
2011年07月15日

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