あらすじ
年老いてまでも人々に教えを説き続けたブッダだったが、その教えは真に伝わらず、人々は権力や富に固執し、そして争いをやめることはなかった……。しかし、そんな中でブッダは「人間の心の中にこそ神が宿っている」という大いなる悟りを開き、その教えを語りながら静かに涅槃に入っていった――。手塚治虫が長年にわたり釈迦の一生を壮大に描いた物語『ブッダ』。ついにここに完結す! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT299~300『ブッダ』第13~14巻収録 <初出掲載>1972年9月号~1978年7月号 希望の友/1978年8月号~1979年12月号 少年ワールド/1980年7月号~1983年12月号 コミックトム連載
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Posted by ブクログ
『意思と意志』
『解放の日』
『ダイバダッタの陰謀』
『ナラダッタ』
『祇園精舎』
『陥穽』
『シャカ族の滅亡』
『悲報』
『ダイバダッタ』
『アジャゼ王の微笑』
『旅の終わり』
Posted by ブクログ
ブッダの生涯を描いた最終章。
長年ブッダのもとで修行を続けていたタッタが、コーサラ国に対する積年の恨みを晴らそうと、シャカ族の中でも血気盛んな者たちと意気投合し、コーサラ国に戦いを仕掛け、結果的にシャカ族はほぼ全滅させられた。
また、ブッダの後継者になろうとして、ブッダから破門されたダイバダッタは、教団のトップに立ちたいがために、王に長年毒を盛り続け、最後はブッダを殺そうとして誤って自分が死んでしまう。
彼らを見て、ブッダは弟子に長年教えていたことが届かなかったと思い悩むが、それでも教えを広めるために再び旅に出て、最期の日まで多くの人に説法をする。
手塚治のブッダは、仏典などと比べかなり脚色がされているようだが、それでもブッダの生涯、仏教の根底にある思想などを理解する助けとなった。