【感想・ネタバレ】ユリエルとグレン (1) 闇に噛まれた兄弟のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

二人の吸血鬼に襲われた家族。
両親は死に、弟(ユリエル)は咬まれたが、無限の血が流れているという特異体質だったため、生きた。兄(グレン)もユリエルの目の前で襲われたが、吸血鬼から血を与えられると死なない、と知ったユリエルは、グレンに吸血鬼の血を求め、グレンは生き延びた。
ただし、12歳の姿のまま、身体は成長することはなく、時にユリエルの無限の血を飲まなくてはならない。
やがて、ユリエルは成長してゆき、ユリエル(兄)とグレン(弟)と見えるようにまでなる。二人はお互いを、思い合い、助け合いながら旅をする。
吸血鬼にまつわる話をたどり、グレンの身体を元に戻せる可能性をさがしながら・・・

本当はグレン(兄)、ユリエル(弟)で、
グレンは少年っぽい、ちょっといじわるも言ったりするけど、ユリエルを精神的に支える兄であり、
ユリエルは落ち着いた、物腰の柔らかい、弟思いの青年でいるように見えて、やっぱり兄には甘えてしまう・・・
みたいなかんじが、いい。

吸血鬼の二人組、アイオネとソール。
叔父で教皇庁の神父のトリストラム。
バンパイアハンターの一族と、その中でも叔父の友人のテレンス。
元人間で狼男ジェローム。
・・・
いろんな人物がでてきて面白い。
・・・
1巻では 主要な登場人物の登場と、
ある村での 吸血鬼を思わせる事件の解決。

中高生むき

0
2013年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

児童書……なので、吸血鬼は血と精液の匂いがしなくちゃね、とか平気で書くようなすれっからし(わたし、だ)は、読んで不満を言ってはいけないぞ、と自制しながら読みました。読みやすくて、面白かったと思います。

「ポーの一族」とか「D」とか「ハガレン」とか……いろいろ読書体験を擽られつつ、闇よりも星明りの似合いそうな兄弟なのも悪くはないかもしれないと、思っていました。でも、まあ、せっかく吸血鬼の設定なのだから、「家なき子」の放浪よりも闇が深くなればいいんだけど、とも思ったけどね。

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2011年05月28日

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