【感想・ネタバレ】花井沢町公民館便り(3)のレビュー

あらすじ

2055年。わたしたちの町・花井沢町は、ある事故に巻き込まれ外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。いずれ滅びるこの町で、わたしたちは今日も普通に生きています。町で生まれ育ち、外の世界を知らない希。彼女と境界越しに知り合って恋人になった「外」の住人・総一郎。二人は境界をまたいで家を建て、不格好な同居を始めるが……町で起きる喜びと悲哀を静かにつづる連作集、いよいよ完結。

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ネタバレ

バッドエンドなんかじゃない

最後2人がどうなったかは、表紙が全てを物語っていると思いますよ。一度読み返して、彼女が立っているその文字の上は、境界の外か内か確認してみて下さい。

5
2018年08月06日

ネタバレ 購入済み

不思議な

一人一人の物語がもう少し続いているとよかったです。
最終章のふたりの幸せな未来になっていることを望むばかりです。

#切ない

0
2022年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

絶対的閉鎖空間で暮らすという過酷さをあまり出さずに一話一話進んでいくので、読みやすい。
人間ってどんな環境でもある程度は馴染んじゃう。
ただそれは、ゆっくりと終わりへの道でもあるのだが・・・。
読み終わると絶望、差別、憎悪なんかの描写もちらほら書いてあって余計現実感があってただただ無力感に襲われる事でしょう。

0
2018年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

切ないやら、悲しいやら、空恐ろしいやら、いろんな感情が湧き上がる連作集。これで完結だなんて苦しいよ。いったい希はどこに行ったのか?自らその存在をかき消すようにいなくなるなんてもう言葉もない。

0
2016年10月01日

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