【感想・ネタバレ】花井沢町公民館便り(2)のレビュー

あらすじ

2055年。わたしたちの町・花井沢町は、ある事故に巻き込まれ外界から隔離されてしまいました。どこにも行けず、誰もやってこない。いずれ滅びるこの町で、わたしたちは今日も普通に生きています。焼き立てパンが食べたい! パン屋を目指す女の子。閉ざされた町で、「どこにでも行ける魔法のじゅうたん」――小説を書く作家。望まない妊娠をし、子供を身ごもった女性の慟哭。町で起きる喜びと悲哀を、静かにつづる連作集。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

強制的に外界と断ち切られた町の群像劇、第二巻。一巻よりも面白いかも。人がただその町で生きることの切実さが詰まってて、いい。
人と触れ合うことへの欲求が、いい形にも、悪い形にもブーストがかかってしまう環境だから、普段私達が普通に暮らしているときに守っている自分自身の殻も、ふとした瞬間に破れてしまうんじゃないかと、そんなあやうい気持ちにさせられる

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2017年10月25日

Posted by ブクログ

今回は1巻より好きかも。
1番選べないけど純愛の力を信じてるから総一郎の話かなぁ。でも百合の歪みも好きだし小説家のキラキラ感も好きだし童貞のアホらしさも好きだ。

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2016年01月22日

Posted by ブクログ

隔離された町内。
本当にどうにかならならいものなのか…

パンづくり、小説家の話はグッとくる。
自分が同じ立場なら、ここまで生きがいを持てないかもしれない。

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

あれから数年後とか数日後とか色々。
レズビアンの二人が悲しい。「お母さんになりたい」ってのが悲しい言葉になるなんて。つらいな。

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2016年02月12日

Posted by ブクログ

月並みな表現ではあるけれど、
どうしようもなく閉じ込められて死んでいくだけの街のなかで、そこでもひたむきに生きることの重みを感じた2巻。パンの話がよかったです
主人公2人しあわせになれ

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2016年02月12日

Posted by ブクログ

SF要素を含むドロドロな人間関係を描いた作品の第2巻。
この終わりが見えている閉鎖世界の行く末が気になって仕方ありません。

最後に救いが見えてくるのか否か…

どちらにしても10巻とか続く作品ではないように思えるので(私が勝手に思っているだけですが)、幕の閉じ方が楽しみですね。

オススメです。

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2016年02月08日

Posted by ブクログ

ショートショートSFの設定で、そこの人々がどう暮らす(した)のかを丁寧に描いている作品、2巻目。
時系列バラバラだから1巻では良く分からなかったところも、ちょっとずつ明らかに。
まあまだまだ全貌分かってないけど。でも、終わりは分かってるのよね。
いや、どうなるのかは分からないけど。

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2016年01月22日

Posted by ブクログ

見えながら、無生物は通れる状態で外界から隔絶され、
何10年もの月日が流れている世界。
「当事者」「他人事」、狭い世界の「内から目線」と
広い世界の「外から目線」…触れられそうで触れられない外と内。
厳しい話が多いけれど、人の生きる時間には悦びも楽しみもある。
そんなことを感じさせてくれるエピソードには少しほっとします。

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2019年05月31日

Posted by ブクログ

続けていくのは難しいネタだと思う。
インパクトのある設定ゆえに、物語として紡いでいくのは難しいのだと思う。
設定に負けず、どこかで読んだ様でもなく、とつとつと描いていくのはしんどそう。
おもしろいとは思うし、素敵な設定だとは思うけど、やや慣れちゃった感が無くもない。

読み慣れないせいもあるとは思うけど、人物の書き分けが…

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2016年01月31日

Posted by ブクログ

ずーっともやもやと手探りで訳がわからない状態で説明されない部分を想像で補完して読み進めてはいるが、これはいずれ現実世界でも起こり得ることなのかもしれないと思わせるような恐怖がずっとある。

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2016年01月30日

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