【感想・ネタバレ】幕が上がるのレビュー

あらすじ

ある地方の高校演劇部を指導することになった女性教師が部員らに全国大会の出場を意識させる。高い目標を得た部員たちは恋や勉強よりも演劇ひとすじの日々に。演劇強豪校からの転入生に戸惑い、切磋琢磨して一つの台詞に葛藤する役者と演出家。彼女たちが到達した最終幕はどんな色模様になるのか。2015年2月に映画化する、爽快感を呼ぶ青春小説の決定版!

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言葉にならないものを言葉にする

高校演劇部を舞台にした小説。
小説を読むのも演劇や映画やそういうものは全て言葉にならないものを言葉にして伝えるためのものだと思う。それを小説にしてくれた。
主人公の言う押し付けにならない高校生らしさも深い。静かな青春を感じた。

#アツい #感動する #深い

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校の演劇部のお話。

学校に新しい先生、吉岡先生がやってくる。「学生演劇の女王」だったそうだが、演劇には関わりたくはないらしい。さおりは先生を何とか説得。県内強豪校からの転入生中西さんも加わり、適材適所で戦力は一気にアップ。が、吉岡先生は演劇に向き合う中で自分も芝居を本気でやりたいという気持ちが高まり、戦線離脱。残された演劇部は全国大会出場の切符を掴めるのか!

最初は。「・・・だけど。」ばかりの煮え切らないさおりの思考回路を見せ続けられて辟易する。が、吉岡先生と出会い、どんどん芝居にのめりこむ中で変わっていく。思考回路が前向きに変わっていく。まわりのみんなにも優しくなれる。何かに夢中になれるって、ほんとに素敵。この本はそれを追体験させてくれます。

もちろん、人生いいことばかりではありません。おじさんになってこの本を読むと、「大人になるということは、人生のさまざまな不条理を、どうにかして受け入れる覚悟をすることです」という滝田先生の言葉についつい頷いてしまいます。

でも、さおりは吉岡先生との不条理な別れを乗り切ました。「十八歳の私たちの前には、無限の星空が広がっている。」とても爽やかな気持ちになれる一冊でした。

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2021年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校演劇についての話。
正直なところ、これまで演劇部に明るいイメージがなかったのですが、随分印象が変わりました。私が普段目にするドラマ・映画・舞台につながる道の一つであるわけですよね。高校生のアツい部活の一つなわけです。
セリフ一つ、動きやタイミング一つにとてもこだわっているんだなぁと、(正に)舞台裏を知ることができました。

話自体はかなりサラサラ流れていきます。ラストシーンをどう変えたのかな?と興味深く読み進めました。
あのラストは、誰にでも(=観客)当てはまる普遍的なセリフであり、自分と友人との話であり、もうすぐ離れ離れになる三年生四人の話であり、吉岡先生と演劇部の話であり、そして、自分と自分との話であると思いました。

この演劇を実際に演じてほしい!是非とも観たい!と思います。

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2020年04月07日

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