あらすじ
絶望の森を、慟哭の荒野を、悲痛の海を、幽冥の時間の中を狼は歩く。かつての戦友を殺すために‥‥。異形の者たちを狩り続ける、終わりのない暴力の旅路。『黄昏乙女×アムネジア』のめいびいが描く、傑作ダークファンタジー。
業火に包まれた首都ニューフォート。敵も味方も擬神兵も…多くの者が命を落としたこの場所で再び対峙したハンクとケインは死闘を繰り広げるが、事態は急転直下の結末へ──。さよならだ。我が友ハンク・ヘンリエット。
めいびいが紡ぐダークファンタジー、ここに完結!
感情タグBEST3
アメリカ南北戦争を…
…モデルにしたファンタジーと見ていたが、内戦という形の戦争が、どれだけ後味の悪い終わり方をするか、結構端的に表現した作品でもあったと思う。
ハンクが戦後、力を失ったのかどうか、最後のカットの銀髪がそれに答えているのだろう。
擬神兵の生き残り達が、緩やかに絶滅していく未来を、暗示する最後だった。
完結
怪物の力と融合するという設定と絵の巧さで読めてしまったけど、
ストーリー自体というか、オチはちょっと残念だった。
ともあれキチンと完結。9年間お疲れ様でした。