あらすじ
亡き姉の想い人で、自分も密かに憧れていた年上の幼なじみ、
ローレンスに求婚されたブリジット。
けれど彼女はその求婚を断ってしまう。
姉の遺書ともとれる手紙に、
“ローレンスに弄ばれて捨てられた”
と書かれていたからだ。
しかし、彼に無理やり指輪を嵌められた途端、
彼への怒りや不信感が消え、愛おしさばかりが募るようになる。
「素晴らしい効き目だな」
苦々しく笑うローレンスに激しく抱かれ、純潔を奪われたブリジットは、
彼と結婚することになるのだが……。
亡き姉の想い人×想いを封じた令嬢、“呪いの指輪”に縛られた恋。
感情タグBEST3
二つの枷
「死んでしまった姉の思い」と、「好きになった女性の気持ちを自分に向ける指輪」という二つに翻弄される二人の恋の話。
暗い感情が交錯するけれど、自由で、健康的で豊かな考え方をするヒロインらしさを徐々に取り戻していく過程が描写されていて、私は好きでした。
不思議な呪いの指輪を使ってまで、ヒロインが欲しいというヒーローの執着に痺れてしまいました。
中古
これは、私の好みどストライクな作品でした!
早く読めばよかった〜!
2人の心理描写が秀逸です。
指輪に徐々に蝕まれてゆく、ヒロインの心の揺らぎなんか最高。
自分が嵌めた指輪に苦しむヒーローの苦悩も、身悶えするほどの切なさ。
Rシーン、相変わらず長く、寝そうになる事もありましたがw
本作、ハッピーエンドでしたが、バッドエンドも見てみたかったかも、ふふふ。
姉の呪い…
自死した姉の手紙によって呪いにかけられたようなヒロイン。指輪の呪いを知らずに心がおかしくなる様が丁寧に描かれていて、話としては地味ですが、引き込まれる作品でした。
ヒーローも苦悩しながらも最後に指輪を外し、真実に両想いなのがわかって良かった!!
お姉さんも、ラストにもう一手用意してあったのにはやられたなぁ〜。
ヒーローの愛が縛りまくり
姉の遺言に縛られて、不思議な指輪に縛られて、洗脳されて何が本当かわからなくなっていました。
確かに愛する人の気持ちが手に入るなら、こんなに素敵な指輪はないなぁ。と読んでいて思っていたけど、なかなかに深いです。
愛の言葉が本心と確信できず、何度言われても指輪の効果と虚しくなり、それでも他の男に取られるかもと不安になるくらいなら、指輪で縛りつけていたい。
取られる不安が無くなり、縛りつけれることの安心感を手放せないって、麻薬のような指輪だなと恐ろしかったです。