あらすじ
『カラスの教科書』で人気の松原始先生が、身近な野鳥について語りつくします! スズメやツバメ、カワセミ、ヒヨドリ、ウグイス、トビ、ハヤブサなど、身近にふつうにいる鳥たちの生活や行動などに迫ります。もちろん、カラスの話題も豊富。おなじみのハシブトガラスとハシボソガラスをはじめ、ミヤマガラスやコクマルガラス、イエガラスが登場します。こんな視点で鳥を見ていたのかと驚きと納得の連続! 鳥に詳しくなくても大丈夫。ユーモアたっぷりで、鳥への愛があふれる文章が、身近な野鳥の奥深き世界に誘います! ただ鳥を眺めたり、写真に撮ったりしているだけではモッタイナイ! それだけでは見えてこない鳥たちの生活を一緒に見てみましょう!
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Posted by ブクログ
カラスの登場今回は少なめ。スズメやツバメ、チョウゲンボウ、ウグイス、ホトトギスなど、鳥たちのさまざまなトリビア。唸るようなものもある。
たとえばウグイス。ウグイスは「鶯色」をしていない。「鶯色」はむしろメジロの色。「梅に鶯」とは言うが、ウグイスが梅に来ることはない。メジロは来る。ひょっとして入れ替わった? 江戸時代ウグイスを飼って美声で歌わせるのが流行したが、その一因は「すり餌」の発明。これによって幼い時から飼育できるようになった、とか。
たとえばスズメ。穀物を食べるだけでなく、害虫も食べる。人間中心の益鳥vs.害鳥の二分法がいかに短絡的か。スズメは粒の小さな雑穀を好む。現代の米粒は大型化してしまって、スズメにとっては食べにくいらしい、とか。