【感想・ネタバレ】ロマンシエのレビュー

あらすじ

乙女な心を持つ美術系男子のラブコメディ!

有名政治家を父に持つ遠明寺美智之輔は、子どもの頃から絵を描くことが好きな乙女な男の子。恋愛対象が同性の美智之輔は、同級生の高瀬君に憧れていたが、思いを告げることもないまま、日本の美大を卒業後、憧れのパリへ留学していた。
ある日、アルバイト先のカフェで美智之輔は、ぼさぼさのおかっぱ髪でベース形の顔が目を惹く羽生光晴という女性と出会う。凄まじい勢いでパソコンのキーボードを打つ彼女は、偶然にも美智之輔が愛読している超人気ハードボイルド小説の作者。訳あって歴史あるリトグラフ工房idemに匿われているという。
過去にはピカソなどの有名アーティストが作品を生み出してきたプレス機の並ぶその工房で、リトグラフの奥深さに感動した美智之輔は、光晴をサポートしつつ、リトグラフ制作を行うことになるが、ある大きな転機が訪れる。

※本書は過去に単行本版として配信された『ロマンシエ』の文庫版です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

個性的であることを認めるというより、個性的であることを付加価値としているような、温かい人たちがいっぱいで感動した。
リトグラフについて知らないことばかりでしたが、また美術館で違った見方ができるなと思いました。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人生は思っているほど上手くいかないが、自分らしく生きることが人生を豊かにする一番の方法なんだと気付かされた。

冒頭は自分のコンプレックスや家族環境等の要因で自分らしさを閉じ込めることが最善だと考えていた美智之輔も、自らの手で掴んだパリ留学にてハルさんをはじめとしたパリの仲間と携わり、徐々に自分らしさを出すことに躊躇をしなくなっていった。

美智之輔自身も想像していなかった新たな幸せの終着点まで辿り着くまでに数々の壁があったが、その都度最終的には美智之輔らしく振舞うことでいい方向へ好転していっていたのがとても読んでいて気持ちよかった。

物語の殆どが美智之輔視点での展開になっていたところも、テンポよく、面白おかしく、それでいて自然と感情移入してしまうとても好きな小説だった。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルのロマンシェの伏線回収が最後まで読んでちゃんと分かった。
終始素敵な本だった。
人生に思い悩んだ時、行ったことない素敵なところ、ノルマンディーみたいな場所に行きたいって思った。
そして、全てノンフィクションではないところにも驚かされた。

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2025年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パリへの旅行に合わせてチョイスした
パリが舞台の妄想乙女ワールド全開のコメディ作品。

実在する場所や人があり、
実際に作品に出てくる東京ステーションギャラリーで展覧会が本当に開催されていたことに驚き!
もしリアルタイムで読んでいたらぜひ行ってみたかったな。

・印象に残った部分
「君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ」

大切なのは
自分の心に素直になること
自分で自分を自由にすること
自分のいる場所は世界の端っこではなく中心である

自分の進むべき道が見つけられていても、
その先に進めず苦しむこともある。
環境を変えることで一歩進めることもある。

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心は乙女な主人公の美大学生の男の子が、同級生に恋をしたり、憧れのフランスに渡るものの、理想通りにはいかない中で、大好きな小説の作者と出会って新しい生きる道を見つけたりする話。帯に書かれていた通りで、後半の切なさと展開がとてもいい。失恋は辛いけど、でもそれでも前を向く主人公の姿勢に励まされる。ハルさんとの関係性はちょっと言語化が難しいけど、それもまたいいのかも。今まで読んできた原田マハさんの作品とはまた違う面白さを感じました。

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初はアート系ラブロマンスの話かと思い、軽く読んでいった。主人公がパリでアートに向き合う姿や、周りを巻き込んで成長していく様子、また恋の悩み、自分のアイデンティティ・家族のこと、など色んな悩みを抱えながらも前に進んでいく姿は、応援したくなった。ここまで読んで普通のフィクション小説かと思ったら、最後の寄稿を読んでびっくり。舞台となったidemは実際に存在している場所で、登場人物もモデルがいると。また小説と連動した展示会もあったとのこと。行きたかったなー。

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2024年10月26日

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