あらすじ
高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが――。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。
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Posted by ブクログ
本作の内容は勿論だが、重松清氏の解説も素晴らしかった。
「喪失や欠落ではなく"過剰"を描き出す」
作中のリアルな性描写は、寂しさ、虚しさという飢えや渇きのようなものと捉えて読んでいたが、スポットは性癖や性欲に当たっており、なるほど、確かに過剰なものとの向き合い方を描いているのだなと考え直した。
そう思うと、刺激的だった内容も優しさのように思えてくる。「過剰」である部分を曖昧にする事なくしっかり描き出すのは親切ですらあると思った。
いい解説だけを集めた本つくってほしい
Posted by ブクログ
r18受賞作 ここまでしげきてきじゃないとあかんのか…
学生と不倫するアニオタ、コスプレしてセックすしてるのを次の編では夫にバレて、次の編ではそれがネット公開され高校生は学校行けなくなる、彼女とはセックスしてもらえない悲しさ、次の編では友達がネット画像をばら撒く、その塾の先生が子供へのセイカガイで捕まる
人の欲望と醜さの話が繋がっていて面白かった
20250912再読ミクマリのみ
場面転換、あんずとの不倫、母親の助産院、プールのバイトと彼女、父の家出と水分神社が、上手い文章で繋がっていく…