あらすじ
グーグルはなぜ仕事が速いのか? 元グーグル人材育成統括部長で日本に18年滞在している著者が、特別なITスキルや専門知識がなくても実践できる、世界最先端の働き方を公開する。
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Posted by ブクログ
Google出身の著者の仕事に対する取り組み方やマインドに対する本。
基本的に、”何をやらないか””やるべきではないのか”が中心に書かれています。
・Googleは持ち帰って検討しない。
・SPRINT:マラソンのようにずっと走り続けるのではなく、全力ダッシュと休養を繰り返すもの。仕事に集中する耳管と休息にあてる時間を、意識的につくる。
・すべての会話は「営業」行為。何らかの価値を相手に提供し、その引き換えに何らかの価値を得る。その一連の行為が「会話」である。
・ポジティブな根回しのメリット。①情報収集(特に決裁者の価値観や判断基準を知ることは必須)②参加者の「心の準備」③相手に考えてもらう時間をつくってもらうこと(建設的な意見をもらえるかもしれない)
これまでのように頑張るだけでなく、「不要なことを捨てて」楽になるべき、という主張をどう実現するかを考えようと思いました。
Posted by ブクログ
・to doリストより大事なのはnot to do リスト
・スプリントと休養を繰り返す
・全員の合意はあり得ない。賛成せずともコミットする
・会議の目的は4種類
意思決定、アイディア出し、情報共有、チームビルディング
事実と意見と感情を分けて話す
・完成品よりも試作品を
・フィードフォワード
具体的に、私はどこで、何を変えて、どうすれば、仕事のレベルが上がりますか
・血肉になるのはその時自分が抱えている課題解決につながる知識
・優れたアウトプットを出せればどのような環境で働いてもよい
・早く行動した者が大きな成果を手にする
・やる気がないんです、と言える空気づくり
・幸せに働く5つの条件
自己認識、自己開示、自己表現、自己実現、自己効力感をあげる
・まずは行動することが信頼の礎になる
Posted by ブクログ
グーグルで働いていたこともある著者の仕事術本。
取り入れられるところも、この人だから可能なところも両方あった。
印象的に残っているところをいくつか。
"グーグルには"Disagree,and commit(賛成せずともコミットする)"というルールがありました。チームで一度決められたことは、たとえ賛同できなかったとしても全力でやりきる。そんなニュアンスです。"
賛成できなくても決まったことには共に動く。反対意見がある場合は会議の場で発言するということである。(そもそもグーグルでは会議で発言できない人は、その会議自体に不要な人として参加できなくなっていくらしい。)
"グーグルは、ポジティブな根回しをよくやるのです。
オフィスのあちこちで「これどう思う?」「このあたりが問題じゃないか」等、オープンな情報交換が行われています。"
日本だと根回しはネガティブな意味合いがあるけれど、話題をオープンにすることで、その後の会議自体も有意義なものになっていくということ。
他にも筆者は飲みニケーションは不要だとは思っていないなど。飲み会の目的がはっきりとしているならよい、例えば仕事相手との情報交換や愚痴を言うというガス抜き、といったように。
とりあえず仕事に取り掛かり、どの仕事にも注力するのではなくて、仕事をインパクトの大小と自分の学びの大小で4種類に仕分けて、どこに時間をかけていくのか、逆に時間を注がずに削除するのかを判断することが大事なんだと読み取った。
Posted by ブクログ
余計な仕事を「捨てる」のは、バランスのいい状態をつくるためのファーストステップだと考えてください。「がんばる」とはベクトルが違うことがご理解頂けると思います。「がんばる」のではなく、まずは楽になり余裕をつくること。それから仕事内容を見直し、自分にとってより価値の高い仕事にフォーカスできるようにすることが大切なのです。
グーグルらしい働きかたに「スプリント」があります。
マラソンのようにずっと走り続けるのではなく、全力ダッシュと休養を繰り返すものです。仕事中に集中する時間と、休息にあてる時間を、意識的につくります。
⇒人一人のキャパは限られているので不要な仕事を捨てて効率を考え、
オンとオフを明確にして、仕事に取り組むこと。