【感想・ネタバレ】ミッテランの帽子のレビュー

あらすじ

舞台は1980年代。時の大統領ミッテランがブラッスリーに置き忘れた帽子は、持ち主が変わるたびに彼らの人生に幸運をもたらしてゆく。うだつの上がらない会計士、不倫を断ち切れない女、スランプ中の天才調香師、退屈なブルジョワ男。まだ携帯もインターネットもなく、フランスが最も輝いていた時代の、洒脱な大人のおとぎ話。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

1980年代のパリが舞台。ミッテラン大統領がブラッスリーに置き忘れた帽子を手にした人の人生が良い方向に変わっていく。帽子の持ち主が次々代わる経緯が面白く、テンポ良く進むストーリーにどんどん引き込まれていった。エピローグで明かされる裏話にはびっくり。訳者あとがきまで読むと、歴史的背景などが良くわかる。
「赤いモレスキンの女」と同じくらい面白くて、私にとっては再読間違いなしの作品。

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2024年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミッテラン大統領の帽子を持つと持ち主の運命を変えていく、、、という話。
途中までは普通に帽子が持ち主を変えて、その持ち主にいろいろ起こるという、少し短編みたいな内容なのかな?と思っていた。
ただ、ダニエルの行動力がすごすぎてびっくりした。帽子を追い求めるために広告をだしたり、顧客名簿をみたり、、盗んだり、その行動力あったら、帽子なくても出世するよ。
帽子は単なるきっかけにすぎず、みんな幸せになってよかった。特に、ファニー。
最後、ミッテラン大統領は帽子をなくした1時間後にはすでに帽子のありかを知っていて、ずっと追跡していたことには本当に驚いた。
面白かった!!

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2025年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フランス大統領、フランソワ・ミッテランの帽子を手に入れた人たちに起こる人生の転機。
一つの帽子が人から人の手へと渡って物語を動かしていく。
わたしもミッテランの帽子を手に入れたいな。笑
普段、帽子はあまり被らないけど、読んでたらほしくなってしまいました。

エピローグ、ミッテラン視点が入ってることが、この物語をさらに私好みにしてくれました。

訳者あとがきもよく、この訳者さんの他の本も読みたいですし、アントワーヌ・ローランの他の作品も読みたいです。




帽子の愛好家がメモを帽子に挟む、というアイディアは帽子好きかつ、いい帽子ならではだな、と。

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2022年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フランス大統領ミッテランの帽子を出にした人たちの運命が変わっていくストーリー。ファニーの話が1番好き。
最後始まりのダニエルに戻ってきて、そこからミッテランに返す話の収まり方が綺麗だった。ミッテランが実は帽子の行方を追跡していたことにはびっくりした!

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2025年09月01日

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