あらすじ
ばんめし屋を訪れた中学生の少女。その目的は「幽霊に会うこと」。店員の海里たちは困惑し、幽霊など出ないと嘘をつく。一方作家の淡海が海里をモデルにした小説が完成。しかし彼は驚きの行動に出て……。
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Posted by ブクログ
淡海先生の小説完成したと思ったら先生とんでもない爆弾発言してまたマスコミが群がる事に
海里は勿論ばんめし屋の主人・夏神もマスコミに翻弄された事のある人だから見ててハラハラした。
最初の原因も多少落ち着き、人として成長もしてきた海里はこの騒動を切っ掛けに芸能界に戻るのか?みたいな展開もいれてきているので見ていて楽しかった。
Posted by ブクログ
「最後の晩ごはん」シリーズ、第11作目。
毎回面白く読んでいるが、夏神さんの過去の心残りが解決してからは、正直、少し緊張と謎への興味が薄れた気がしていた。
良い意味で気が抜けたというか?
しかし、それも必要な平穏だったということが今回の話を読むと分かる。
ちょっとプレリュード的であった10作目を引き継いで、いよいよ平和な日々に波を立てるべく、一石が投じられる。
海里のプライベートと並行して、今回は幽霊の件も短編ではなく長編として描かれ、いつもと違う試み。
そして、読みやすさの理由はやはり、巧みな心理描写だと思う。
心に響く言葉もあちこちにちりばめられている。
“家長”夏神さんと住み込み弟子の海里、ロイドとの3人暮らし、温かいです。
夏神さんの海里にたいする気持ちが、ほんとうの親のよう。
弟子として、海里をよろしくお願いします、と私からも。
いつもでもこのまま続いてほしい気持ちとともに。
プロローグ
一章 北風、隙間風
二章 夜のお嬢さん
三章 試される心
四章 投げられた小石
五章 いつも傍に
エピローグ
Posted by ブクログ
ライトノベルによくある漫画の表紙は嫌いなんです。
作者の思いとは別の、商業的な作為が確かにあると思うから。
でもこのシリーズ、欠かさず読んできました。
その理由はただひとつ。この作品の物語には
本物の力があると感じているからです。偉そうですが。
少しずつ少しずつ。そうして一人ひとり。
付喪神のロイドももちろん。
物語が進むに従って、それぞれの人生が前に進むんです。
本当にひとりの例外もなく。
その場限りの登場人物がひとりもいない。
ばんめし屋で出会ったみんなが、その出番を終えても
ずっとずっと繋がったままでいることを、いつまでも
ほのかに感じ続けています。
そうして今作で、とうとう海里は自分の歩く先を
自分で選ぶ力を取り戻しました。
カンナちゃんとお母さんの茜さん。
この母娘のエピソードにも涙を流しました。
ばんめし屋の人たちはいつも、誰かの心を解しながら
自分たちもまた解されてゆく。成長してゆく。
少しずつ、この物語の終幕が近づきつつあることに
期待と寂しさを覚えつつ、私もまた心解されました。
Posted by ブクログ
シリーズも順調
前作で舞台に代役で出演して、断念した俳優への
思慕が湧きたつカイリだった
その五十嵐海里をモデルにした小説が完成してTV
で発表になったが、なんと作家の淡海先生がモデル
を暴露してしまい反響に心揺さぶられるが・・・
Posted by ブクログ
淡海先生の爆弾発言により、海里が思わぬとばっちりを食うことになり、また選択をせまられることになる話。
海里はこれから少しずつ進んで、自分の足で芸能界に戻れるといいけど、道のりは長いですね。
カンナちゃんのノリが好きなので、今回だけじゃなく、今後もお店に来て欲しいな。
Posted by ブクログ
やや重たい話を平然とぶっこんでくるのはいつもの通り。
でも、
今回は「五十嵐海里」でも、
「夏神留二」でも、
「ロイド」でもなかった!
だいたい、
今回は「五十嵐海里」サイドとか、
「夏神留二」サイドとかに寄るんですが、
あまり寄ってないイメージが。。。
冷静に思い返すと「五十嵐海里」寄りかな?
でも、
事件というかごはんはどっちにも関係なく「カンナ」ちゃんメインですね。
父親が母親と別れた理由が、
決定的に癌だったみたいな。。。
で、
生きながらえるのにお金を使うならば「カンナ」に残したいってことで自殺。
その心境はわからんなぁ。。。
1秒でも多く娘と過ごしたくないか?
今のかぐりんならわかる!
1秒でも長くペットと過ごす時間を増やすわ!
元々好きじゃないキャラだったし、
脇役ではないが、
メインでもないポジションの「淡海五朗」さんですが、
キャラ的には今回完璧!
好き!
かぐりんが目指してるポジションそれ!
しっかし、
いつか芸能界に復帰してこの物語は終わると思ってて、
今回で復帰を決意するか!?
と、
思ったけどモトサヤですかね?
芸能界に戻ることはないか。
つか、
12巻で「五十嵐海里」と「淡海五朗」の関係がどうなるかですね。
ちょっと、
ギクシャクしませんか?
ちなみに、
ロイドも消えるでしょう?
と、
思いつつこれ、消えないやつかな?
ある意味で今回は「ロイド」かなり活躍したけど意味は分からんなぁ。。。
どうしてあんなことができたんだ?!
ロールキャベツ!
でも、
巻いてないっていうか、
ぼろぼろに崩れちゃったやつを再現してって、
料理人の仕事としては確かに嫌よね。
よくやったよ「夏神留二」さん。
疑問なんですが、
パジャマパーティーってまじめにパジャマじゃないとアカンの?
ちょっとだらだらとしてて次なるの?
と、
いう期待感はまったくないのですが、
さて、
どうなっていくのかな物語は。
もはや、
収拾がつかなくなってないか?
大丈夫か?
と、
思いながら読んでいきます笑