【感想・ネタバレ】P&G式 世界が欲しがる人材の育て方―――日本人初のヴァイスプレジデントはこうして生まれたのレビュー

あらすじ

卓抜したブランド戦略でMBAのケーススタディにしばしば登場する超優良グローバル企業P&G。その秘密はマーケティングスキルではなく、戦略的な人材育成にあった!フォーチュン誌では「社員の能力」が業種を超えて世界ランキング1位にも選ばれている。日本人初のヴァイス・プレジデントとなった和田浩子氏が語る、今初めて明かされるP&G式世界一能力の高い社員の育て方。

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Posted by ブクログ

12年前の本ではあるが、未だにここまで人材育成に力を入れている日系企業はないと感じた。第一線で活躍された著者のエピソードも興味深かった。

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2020年09月09日

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1.経営
「経営を体系化する=科学する=合理的にする・・・」という点で外資には敵わない
と圧倒された本
著者が小生と同期、しかも女性というのに、またまたびっくり
翻って我が社は、なんでこんな非合理的な会社なんだろう
個人企業でも良い、全体性・体系性・合理性があり、説明責任が不可欠
2.人材育成
とにかく「Trainning」が多い、感動的
能力開発課題の発見⇒「研修」企画

本当に優秀な方です

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2018年11月22日

Posted by ブクログ

今や人材輩出企業として名高いP&Gの日本法人にマーケティングとして初めて入った女性社員の記録。
P&Gという会社を知る上でも貴重だし、男だとか女だとかを乗り越えて、日本人初のこのポジションを勝ち得たのは彼女だから、ということがよくわかります。
たぶん生き残るには難しい会社なんだと思うけど、ものすごく前向きに戦っているような印象がある。消費財の会社はスピード感と熱さがないといけないんだろう、と思っていたけど拙速をよしとしない、むしろ慎重なP&G流もよく理解出来ます。増田弥生さんとなんか似たような感じがしますね。

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2013年04月16日

Posted by ブクログ

会社と葛藤し、会社を許し、会社を愛した女性が語る会社観。だからこそ腹に落ちるし感覚的に理解させてくれる一冊。

抽象的な会社観に留まらず、同社がそこで生きて行くプラットフォームとして育んでいる、メモ術、プレゼン術、人事システムについてもつぶさに述べてくれています。なくてはならない存在を作る組織ではいけない、個性が尊重されるからこそ一定の求められるスキルを身につけることで組織が機動的であり得る、魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えるなど。実は私のメンターは新社会人から約五年、同社出身の方だったので思わずグッとくる気づきに溢れていました。

「難しくて正しいことを正しくやる」難しいとは、前例のないこと。神戸に日本法人本社を置く同社が、阪神淡路大震災でとったチームワークは、私もメンターからよく聞かされていた逸話が数多く散りばめられていました。

今でこそ人材といえば、この会社と言われる同社ですが、女性社員にお茶を入れさせ、海外法人の広告をそのまま使い理解されずに葛藤する時代があった、というのは寧ろ意外でした。

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2013年03月17日

Posted by ブクログ

P&Gの組織作りや人づくりには興味があって、関連する本は色々読んでるけど、どれも面白くて参考になる。

この本は分析論ではなくほぼエッセイに近いが、キャリア形成を考える上でも刺激を受けること請け合い。

迷ったときにまた読み返そうと思う。

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2012年07月11日

Posted by ブクログ

和田さんの仕事に対する考え方とその姿勢が語られており、講演会を聞いているようにスッと内容が入ってくる。特に世界最大の消費財メーカーの日本人初のヴァイスプレジデントになるまで、入社から卒業までの道筋がストーリーで知る事が出来る。今までのどの様な形で仕事に向かい合っていたか、またどの様な成功や失敗をしていたか、良く分かる内容である。

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2021年02月20日

Posted by ブクログ

和田浩子さんの
「P&G式 世界が欲しがる人材の育て方
日本人初のヴァイスプレジデントはこうして生まれた」 を読みました。
タイトル長い (^_^;)

ヴァイスプレジデントとは、副社長とか外資系企業の日本支社長的な意味

じゃ、P&G JAPANはご存知?
元 プロクター&ギャンブルサンホーム
昼ドラのCMで散々聞いたフレーズですか(笑)
私もそうです (^o^)

和田浩子さんって方はすごい人で
「ウィスパー」をトップブランドに育てた
「パンテーン」「ヴィダルサスーン」を立ち上げ
日本人初のヴァイスプレジデントとなり
その後、ダイソン日本支社、日本トイザらス代表取締役
スゴイでしょ 親近感とか湧きましたか

前から読んでみたかった本なんです。
和田さんのやってきたこと、P&Gの人材育成への取り組みについて書かれた本です。
でも肩に力が入ることなく、気楽に読めました。

P&G社員に求められるスキル WCFs(What Counts Factors) [今は変わってるらしいですが]
・リーダーシップ
・実行力(イニシアチブをとる)
・優先順位を付けて仕事をする
・クリエイティブ力
・他人との効果的な協働
・戦略的思考と問題解決力
・コミュニケーション力

なるほどね
私は面白い内容でしたよ。
ふ~ん って意味でも、肥やしにする意味でも、読んで意義ありの1冊でした

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2019年09月28日

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著者のP&G在籍時の自伝。著者の考え方、取り組み方は参考になるし、サクセスストーリーはモチベーションをもたらしてくれる。また、タイトルにあるP&Gの人材育成法については、その一端を垣間見ることができる。

P&Gの人材育成のポイントは、育成プログラムが整っているということではなく、伸びる人材・伸びようという人材を潰さずにうまく伸ばすことことができる文化だと感じた。これは他社が簡単に真似できるものではない。

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2019年01月03日

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PGは与えられ続ける課題を乗り越え、勝ち続けられる奴が残るんだぜ的な、マイルドup or outを示してくれる書。

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2017年08月12日

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P&G式世界がほしがる人材の育て方 和田浩子

○P&Gで得たスキル
・分析力
・戦略的思考
・実行力
・リーダーシップ
・マーケティング/ブランディング
・ファイナンシャル知識
・コミュニケーション(英語)

戦略プランは「マーケティング部のブランドマネージャー」が作る

自分磨き =スキルアップ 個人 組織力
○会社と社員は何でつながっているのか
使命感 会社に対する使命感ではなく、個人に対する使命感 =「自分がなりたいものになる」
 社員は会社の理念に合意し仕事を通じて自分がなりたいものになるように努力する事で、
会社の目的に貢献する。自分の役割は何か?
○営業とは説得する事
相手のいいなりになる事ではなく説得する事が営業の仕事
○全員で人材教育
○期待させるスキル
・リーダー湿布
・実行力
・優先順位つけて仕事をする
・クリエイティブ力
・他人との効果的な協働
・戦略的思考と問題解決力
・コミュニケーション力
○評価は「成果」と「能力開発」で
 第一 自分の担当するアクションプランに照らし合わせた過去1年間の成果
 第二 次年度自分が担当するアクションプランについて
 第三 キャリアデベロップメントの為の能力・スキル
○「育つ社員しかいらない」
    =会社の価値観を理解し、会社が必要とするスキルを会得する可能性がある人
○セミナーで勉強 → 印象に残った事や学んだ事を話す → 重要なポイントを人に伝える
「こんな事を学んで来ました。当社ではこんな事をしたらいいと思います」
○戦略的思考
 理論的に考え順を追って段取りをし、ビジネスを組み立てる事が重要
○競合が決めたルールで勝負しない = 自分たちで違うルールを作る
○マズローの欲求5段階 手紙を書く ではなく、 字が上手に見えるレター

○3リーダーシップモデル
Envision(ビジョンをもって組織を率いる)
1.ビジョン(将来の構想)を作り、常にビジョンを掲げる
2.限界でなく可能性に焦点を当てる
3.組織を主要な目的と勝つための戦略に集中させる
4.ビジョンに対する信念を言動で示す
Energize(動機づける)
1.ゴールを決め、高い基準で役割と責任を明確に定義する。一貫してぶれない
2.緊迫感を示す
3.自他ともにコミュニケーションする
4.熱意を持っていることや、リスクをいとわないことを行動で示す
5.人々を大切に思っていることを示す
Enable(人材育成・組織開発をする)
1.戦略な実行に必要な能力を定義し、育成する
2.自らが率先して高い影響力があるシステムを作る
3.リーダーだけが解決出来る障害を取り除く
4.データベースの問題解決を激励する
5.自らの仕事をするための必要なスキルを持つ
6.人々の能力を育成する前向きな環境を作る
7.効果的に権限委譲する
8.成功と貢献に報い、褒める
9.自ら部下のキャリア育成のプロセスをリードする
10.個性を価値ある多様性として認める
11.状況に合わせて臨機応変に行動する

(リーダーとしてあるまじき行動)
ビジョンを持たずに組織を率いる
1.ビジョンがない
2.可能性がないとあきらめる
3.組織がバラバラな方向を向いている
4.本人に信念がない
部下をがっかりさせる
1.目標がころころ変わる。役割分担がはっきりしない
2.のんびりしている
3.陰口や讒言(ざんげん)の横行を許す
4.情熱がない
5.部下を重用ししていない
人材を育てない
1.必要な人材を確保しない
2.重要な事はいつも人任せ
3.重要課題から逃げる
4.堪に頼りすぎる
5.上に立つには十分な能力がない
6.人材育成する環境にない
7.権力を独占する
8.成功に報いない、褒めない
9.部下のキャリア育成を考えない
10.個性の強いものは嫌う
11.異なる状況に対応できない

いつまでのいると思うな親とボス

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2017年03月29日

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私の知っているPGとは違う部分もあるけど、やっぱ改めてすごい会社だなと思った。大きな組織をマネジメントする力、人材育成の制度が整っている。またこの著者の方のバイタリティ、柔軟さもすごいなと感じた。今さらキャリア転向はできないけど、マーケティング面白そうだなと思った。

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2014年11月11日

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日本進出初期にP&Gで初めて女性役員として活躍した人による仕事論。タイトルは人材の育て方、となっているが、会社員として、リーダーとして彼女が乗り越えてきたことを踏まえた上で実際的に役立つセオリーや哲学を書き連ねている。

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2014年09月16日

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人を育てる事
自分も教育出来る事
常に成長を続ける事。その仕組みを作る事
成長し続けない人はいらない

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2013年04月27日

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P&G社の人材活用方法が読める。


 いつまでも、いると思うな親とボス。学びたい事は上司部下関係があるうちに学んでおきなさい、という著者の格言。

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2013年01月15日

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ネタバレ

キャリア形成の参考になる本です。
P&Gの人材育成方針の中で著者が、どうステップアップしていくかの過程から学ぶことは多い。
ただ、制度等の違いがあるので、そのままキャリア形成を読み手に反映するのは難しいかもしれない。
P&Gの事例を学びつつ、自身にあてはめ参考になるところだけを取り入れるぐらいがちょうどいいかも。

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2012年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

P&G 日本人発のヴァイスプレジデント 和田浩子さん著

様々な企業で活躍された方の本を読むと、やはり共通する内容が多いです。
秀でた物・人の核となるものは、同じ考え方なのですね。
その考え方は、どの様な立場にあっても、カタチは違えども実践できるのだと思いました。
和田さんが3Eのリーダーシップモデルを紹介するとき、必ず逆のパターンをまず紹介することにしている、とありました。
なかなか理想とする行動をとる事は出来ませんが、やってはいけない事はすぐやめる事が出来ます。
まずやってはいけない事をしない、これから実践して行こうと思います。


・会社と社員はお互いの「使命感」でつながっている
社員の使命感は、会社に対する使命感ではなく、自分に対する使命感
社員は会社の理念に合意し、仕事を通じて自分がなりたいものになるように努力することで、会社の目的に貢献する

・P&G 期待されるスキル
リーダーシップ
実行力(イニシアティブをとる)
優先順位をつけて仕事をする
クリエイティブ力
他人との効果的な協働
戦略的思考と問題解決力
コミュニケーション力

・P&Gは人材育成をとても重要視しているが、それはビジネスの永続的な成長のため。
人を育てること自体が最終目的ではない。

・3Eリーダーシップモデル
「リーダーシップはポジションではなく、リーダーとしてみんなから受け入れられるヘイビア(行動)だ」
Envision・・・ビジョンで組織を率いる
Energize・・・動機づける
Enable. ・・・人材育成・組織開発をする

・リーダーとしてあるまじき行動
ビジョンを持たずに組織を率いる
部下をがっかりさせる
人材を育てない


【実践すること】
・グラフを作ったことによって課題が抽出され、その課題を解決するのにどういうアクションをとったらいいか、というところまで書くのが本当の分析
・目的がすべての行動をシンプルにしてくれる。目的さえ決まれば、やるべきことが見えてくる
・営業とは一言でいえば説得すること。
相手の言いなりになることではなくて相手を説得すること
・いつまでもいると思うな親とボス
・この会社を私が入ったときよりもっといい会社にしよう。
私の後に入る人には、私がいたときよりもっといい境遇で仕事ができるようにしよう
・本当に勝つ戦略とは、他社がやっていないユニークなことが中核になっているべき。
競争優位性を必ず含んでいないと成功にはつながらない
・「周りの人を巻き込む」というのは、自分がやってほしいことを人にやらせることではなく、ビジョンを共有すること
・はじめに課題ありき、はじめに組織ありき・・・「適所適材」
・上司に積極的に正しい情報を伝えて、自ら企てている新しいアクションを認めてもらう

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2012年02月05日

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内容紹介

卓抜したブランド戦略でMBAのケーススタディにしばしば登場する超優良グローバル企業P&G。その秘密はマーケティングスキルだけではなく、戦略的な人材育成にあった!フォーチュン誌では「社員の能力」が業種を超えて世界ランキング1位にも選ばれている。日本人として初めて米国ヴァイスプレジデント(副社長)にまでなった和田浩子氏のキャリアは、P&G日本法人の秘書職に応募したところからスタートした。P&Gといえども当時は日本企業との合弁会社。女性社員は秘書か事務しかいなかったのだ。 「和田さん、お茶当番よ」と言われた新入社員時代。アメリカ本国の成功体験から抜け出せないCM制作やマーケティングプランで苦戦を強いられていたP&G日本法人は、日本市場からの撤退も検討していた。 そのとき登場したのが新生P&Gを象徴する新商品「ウィスパー」だった。異例のスピードでブランドマネジャーに昇格していた和田氏は、後発メーカーながらも「ウィスパー」を一躍トップブランドに育てる。さらに、「パンテーン」「ヴィダルサスーン」の立ち上げ、「パンパース」のV字回復と次々に実績をあげ、女性としてだけではなく日本人のパイオニアとして上り詰めていく。 けれど和田氏は「自分が評価を受けたポイントはすべてP&Gイズムにもとづくものであり、P&Gの人間なら誰でも持っている素質です」と言う。 P&Gイズムとは何か。常に成長を志向する「P&G型人材」とは、どのようにしてつくられるのか?和田浩子氏の23年間のP&G生活を振り返ることで見えてきた、P&G式世界が欲しがる人材の育て方。
目次
プロローグ・・・P&Gの強みは人材育成

《第1章》「暗黙の了解」も自分次第
(キャリア以前~ジュニア時代)

1 P&Gとの出会い
2 ワンページメモ

《第2章》育つ社員しかいらない
(ブランドマネジャー~マーケティングマネジャー時代)

1 人材は自前で育てる
2 リクルーティング
3 プロジェクト

《3章》リカバリーショット主義
(ヘアケア異動~マーケティングディレクター時代)

1 チーム再生
2 上司と部下

《4章》人とブランドさえ残ればいい
(ジェネラルマネジャー時代~現在)
1 リーダーシップ
2 ダイバーシティ

終わりに

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2019年06月01日

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P&Gはいい会社だなぁと思った。
和田さんの自伝なので、世界が欲しがる人材の育て方が書かれているわけではないです。良い内容だと思いますが、中身と違うタイトルをつけるのはやめてほしいと思った。

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2019年09月29日

Posted by ブクログ

ウィスパーの導入時の話は、実体験に照らして興味深かった。
羽付のウィスパーのサンプルが、学校前やポスティングで豊富に出回ったのは、とても印象的だったので。
ところで、「ワンステップラップ」はP&Gが最初だったんでしょうかね。ユニ・チャームだという話もありますけれど。

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2018年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コミュニケーション力は、人を動かす力だと私は考えています。動かすと言うのは、心理的な意味も物理的な意味も含まれます。 ブレンストーミングの初めに、アイディアキラーになるような言葉を封印する約束をします。そしてどんなアイディアでもリスペクトすることにより、いくつかのユニークなアイディアが本当に見つかるのです

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2017年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1977年、まだ小さかったP&Gサンホーム社に入社し、女性初、マーケティング部に配属された和田さん。
「ウイスパー」を日本市場でトップブランドに育て上げた後、「パンテーン」「ヴィダルサスーン」「パンパース」に携わり、次々と成果を上げ、紙製品事業部担当のジェネラルマネジャーに昇格。
とにかくアグレッシブな凄腕の女性だ。入社して3年半でブランドマネジャーに昇格したという異例の経歴の持ち主だけあり、文章から自信とプライドの高さが十分伺えた。
個人的には、ビジネス本を読む際は、謙虚な語り手を好むのだが、事実でもあるから、素直に読み進めることが出来た。

・社内コンサルタント・・・新製品の発売計画に対して、ピアレビューといってジェネラルマネジャー同士で最後何か見落としたことがないかどうか、第三者的な観点から検討してもらうこと。
・パンテーン・・・もともとP&Gが買収したリチャード・ヴィックス社が持っていたブランドだった。「光り輝く健康な髪」というポジショニング。
・メンター制度・・・アジアのトップだったラフリー氏がメンターだった。直接のラインの上司ではない上級マネジャーが定期的に相談に乗ってくれたりアドバイスをくれる制度。
・「Giantd of Japan」・・・海外の人に日本を知ってもらう為のバイブル。日本の文化、考え方に影響を与えたと思われる40人の話が載っている。
・ダイバーシティ・・・ジェンダー、国籍、宗教、部門、業界など。性差だけでなくさまざまなダイバーシティを組織に取り入れていくことが企業活動自体にとってメリットになる。

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2015年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

P&G時代のプロダクトマーケティングの話を中心に、チームワークの育て方、仕事の考え方を著者なりの視点でまとめられたもの。凄い結果を出しているが、時代の流れに乗れたのが一番の要因か。

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2014年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本人で初のヴァイスプレジデントになった。
メモ:
・大きな問題がおきたら、分解して分析する癖をつけること、仮に10個の問題にぶつかったとしても2つか3つを解決すれば80:20の法則があてはまる。
・駄目な上司にあたったら。
部下に任せる。任せられた部下がチャンス。なぜなら経験を積むチャンス。
・3Eリーダーシップモデル:
Envision ヴィジョンでもって組織を率いる。Energize 動機つける。ゴールを決め、高い基準で役割と責任を明確に定義する。Enable 人材育成・組織開発をする。

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2013年01月12日

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世界的企業P&Gのヴァイスプレジデントを務めた和田さんの自伝的著書。
P&Gは大学生のころから就職先としては有名なところで、グローバル企業なのにまるで国内企業のように日本に馴染み、人材育成にも定評があった。ドラッグストアで働いている時も、P&GとJ&Jはかなり馴染みがあって、企業にも興味があった。
最初はP&G内の役職やカタカナ専門用語が多く、若干読みにくかったが、カタカナをあまり気にせずとりあえず読み進めて、自分のためになりそうだなと思ったところはしっかり読む、というスタイルで読むと勉強になった。いろいろと学ぶところは多かったが、今の自分と照らしあわせて一番思ったのは、「スキルの可視化」。数値にできるものではないけれど、たとえ定性的でもどういうスキルが自分に必要で、この仕事でどうみにつけていくのか、ということを考えることは成長する上では必要不可欠だと感じた。
「業務上のスキルは一つひとつプロジェクトをこなしていくことで見についていくと思いますが、同じような経験から多くを学べる人とそうでない人がいます。」
おっしゃるとおりです。。。

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2012年10月21日

Posted by ブクログ

P&Gの内部事情や仕事を進めていくうえで大切なことが書かれた本。

何か所かすごく大事だなと思う記述があり、
特に最後のリーダーシップモデルは常に頭の中に入れておきたい部分だった。

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2012年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この中のことを一般化するのは中々難しいと思う、なぜならこれはP&Gだから出来ることであって、もともとのP&Gに向いている素質を持った人だから出来ること

だから誰しもに当て嵌まるわけではないが、誰しもに当て嵌まらないからこんだけでかい企業としてやっていけている

ちょこちょこ挟まれる自慢話を除けば、タメになる本だと思う

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2012年06月29日

Posted by ブクログ

日本人初のヴァイスプレジデントの和田さんがお書きになったビジネス書。

成功する人は同じ思考を持って常に仕事に取り組んでいることを実感。

・失敗に対して責任を問うよりも、状態を把握して、ターンアラウンドさせるためにチームの力を集中する
・失敗の経験から多くを学ぶ

成功しない人は失敗を恐れチャレンジしなかったり、失敗したときには責任転嫁をしようとする。
一方、成功する人は失敗を恐れず、失敗したときでも状況を把握しやるべきことをやり、未来の成功につなげていることを実感!!

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2012年05月05日

Posted by ブクログ

興味と若干の実益を兼ねて、読んでみました。

一般論で見ると、役に立たない部分も結構あるかと。
基本的にP&Gの社員はある程度以上自立していて、相当程度に仕事に対し前向き。
そういう人を採る文化であり、そういう人がやってくる会社。
普通の日本企業はなかなかこういう人ばかりではないかと

ただし、個人的な事情で考えれば、ある程度はためになります。
思考回路というか、物事の組み立て方とか。

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2012年01月02日

Posted by ブクログ

グローバルカンパニーはこんなにも女性に優しいものなのかと思うとうらやましくなる。人材育成、HRの視点からも魅力的な会社だと思った。やっぱり教育が行き届いている企業は強いと思う。
”社員の使命感は、会社に対する使命感でなく自分に対する使命感だ”
”「自分がなりたいものになるのだ」という使命感を持つこと
とても共感できる部分。こういう人の下で働きたい。

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2011年12月15日

Posted by ブクログ

和田さんがP&Gを辞めたとき、自分に羽が生えたように感じたというのはとても印象的だ。P&Gに在籍中はずっとトレーニングを受け、修行の日々だったため、外の世界に出た時に、今まで身につけてきた能力でまるで羽が生えたかのように、自由に何でもできるように感じたというのだ。

うらやましい。正直、わたしの場合は今の会社を辞めたら他でやっていけるのか不安だ。

グローバルに統一された人材育成の方針が、各部署で落とし込まれて日々トレーニングが行われていることに、P&Gの強さが見て取れる。現場の社員はとても大変だろうが、それだけやりがいがあるのだろう。

和田さんの華々しい活躍、徹底した人材育成の数々を読んで、自分との差に愕然としたが、自分も同じだと身近に感じられたのは次の言葉。
どんなに仕事を頑張っても、会社の歯車にすぎないという見方は正しいということ。ただ、それに失望したり、あきらめたりする必要はない。重要なのは、自分がなりたいものになるのだ、という使命感を持つこと。個人がなりたいものになるべく一生懸命仕事をして、それが評価に繋がり、自分の成長を実感できれば、会社としても良い状態になる。
実際には、なりたいものに繋がる仕事ができている人は多くないと思うが、諦めずに行動していると、いつかやりたい仕事ができるようになると思う。

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2011年12月11日

「ビジネス・経済」ランキング