あらすじ
隣国へ嫁ぐ直前、原因不明の病に倒れ、昏睡状態に陥った王女アレシア。
そこに現れたのは医師で伯爵のジャン・ルカだった。
彼によりアレシアの病は少しずつ改善していくが、
門外不出という彼の治療はなぜかひどく淫らなものだった。
ふたりきりの部屋で組み敷かれ、“毒素を抜く”ための淫靡な行為は繰り返される。
無垢なアレシアは彼を信じて治療を受け入れ、やがて恋をするようになるのだが、
ジャン・ルカにはある目的があって……。
謎の病に苦しむ王女×得体の知れない妖艶な医師、淫らな治療は執愛の罠!?
感情タグBEST3
重い
一気に読んだ。清々しい位の毒ヒーロー、ルカ。ルカの世界にはアレシアだけ。
他の事は全てくだらない些末なこと。きっとルカは死ぬとしても一人では逝かないだろうな。死んでもアレシアを離さないでしょう。
それにしても恐ろしい程歪みまくりの人ばかり。え、あなたもですか？って笑えた。
一人まともな人も幸せにはなれず‥
番外編もあわせて幸せで満足なのはルカだけだは？
アレシアも何も知らないままなら幸せね。でも、子供が生まれて銀の髪ならいずれは周りに素性がばれるのでは？とか、思ったり。
この先の2人も知りたいけどなぁ〜まあ、ルカといる限りは大丈夫と言うことでハッピーエンド？
腹黒通り越し真っ黒なヒーローでした！
ずっしりときて、面白かった
今作品も作者様らしかった。味方と思った人が実は違って、一番怪しい人が一番信じられる人で、でも真っ当な人生でなかったために疑いは信憑性を秘める。複雑にそれぞれが絡み合い、どんな結末になるかハラハラした。凄く面白かった。
好き嫌いが別れる
他のレビューに、「重すぎる」とあった通り、王家の近親相姦の様子といい、ヒーローの毒師の生い立ちといい、王と毒師の目的のためには手段を選ばない残酷さといい、ヒロインの幼すぎる世間知らずさといい、ヒロインが眠っている間に性交渉する様といい、かなり暗い。
同ジャンルの歪んだ執着を描いた小説の中でも、救いの要素の少ないハッピーエンドで、好き嫌いがかなり別れる作品だと思うけれど、その分、人によってはハマる要素があると思う。
個人的には、同じく暗くて重い作品だけれど、なんとなく明るいハッピーエンドの悪人の恋の方が私の好み。
Posted by ブクログ
まさに【ソーニャ】っっ！！皆さん歪んでいて面白かった〜＼(^o^)／。ヒロインだけに執着するダークヒーローがとっても素敵でした♪ヒロイン以外はどうだっていい非道なヒーロー……(o´艸`)好きです〜♪♪お兄様の歪んだ執着もイイですね(#^.^#)【番外編】『ぼくの完璧な世界』★3
勧善懲悪
勧善懲悪ただしヒーローも悪(笑)
下衆が揃いも揃ったな〜という……
ヒロインも閉じ込められ何も知らされず、下衆(しかも父兄)の贄になるべく、熟成するまで寝かされていた。世間を知った彼女は、無知な自分を恥じる。
知らないこともある意味悪なのでは……。
無意識に人殺しを造成しており、なんの感情も感覚もなかったヒーローまでも闇堕ちさせて。天然魔性の女ですね。
ここに、人は居ない。ヒトがいるのみ。
世界が悪いのか、人が悪いのか。
生きるか死ぬか。勝ち組と負け組。それだけがある世界。まっくろくろすけ☆
安定の面白さですが！
作者様のあとがき通り、サイコパスヒーローを筆頭にゲス揃い(笑)。
結局、全うな人はヒロインとヒロインの幼なじみ公爵だけ。何故サイコパスなのに主役を張れるのか真面目に考えてみたところ、第1に容姿抜群、第2にヒロインだけは無条件に愛している。この2点があればラノベではヒーロー役出来ちゃうんですね！
ただ、もし現実に見目麗しく頭の良い、しかも武闘派でもあるサイコパスが横行したら法治国家や民主主義は成り立たないだろうなーと小市民な私は恐怖も感じましたが。
何にしろ、面白く楽しめました。
中々のブラック
最初からちょっとダークな話だろうなと心構えをして読んだけどやっぱり中々のダークな内容でした。面白いし、それでこそだ！と思えるので満足ですが…
①主人公の女の子が、あまりにも純粋過ぎてちょっとバカみたいに感じる
②異母妹がなんだかかわいそう
③出てくる女性キャラが主人公以外ほぼ不幸
④男性キャラは大体イカれてる
大まかに言うとこの感想に落ち着く
暗い
近親相姦が酷すぎる。ヒーローの過去も凄惨。まともなのはほとんど話に登場しないヒロインとヒーロー役に近い従兄弟だけ。その従兄弟も酷い扱いを受ける。ソーニャだとしてもあんまりでした。
