あらすじ
モンスターを相撲で倒して“ちゃんこ”で食す!!
大相撲初場所、千秋楽。
二場所連続優勝を果たした大関・高良山は、念願の横綱昇進を確実なものにするはず――だった。
しかしその瞬間、目の前には巨大なモンスターが!?
高良山は魔法によって異世界に召喚されてしまい…!?
元の世界に戻る手段が分からない上に、腹も減った。
「そうだこのモンスターで、“ちゃんこ”にしよう!」
新食感異世界グルメ冒険譚、開幕!!
掲載時のカラーページ全収録!!!
★単行本カバー下画像収録★
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Posted by ブクログ
中々に良いぶちかまし
漫画の感想書きとしちゃ、表現が安易かな、と思わんでもないが、ここは使っておくべきかな、と
これまで、それなりの数の食系漫画を読んで、経験値を積み、多少の良さじゃ、びくともしない粘り気のある足腰を作ってきたつもりだったが、また一つ、私を土俵際まで一気に追い込む作品が世に出た
『僕は君を太らせたい!』を読んだので、しばらくは、ガツンッと来る作品には巡り合えないかな、と思っていたが、竹書房さん、とんでもない重量級を出してきてくれた
これが、普通に力士が、角界のあるあるネタを披露しつつ、ライバル力士と激闘を繰り広げ、勝利を祝う、もしくは、惜敗から立ち直るべく、ちゃんこを楽しむだけの作品だったなら、ありきたりなので、私も感想は書かなかった
横綱になれるだけの実力がある日本人力士が、いきなり、異世界に召喚され、モンスターと相撲を取り、現地の食材を使って、ちゃんこを作り、皆を笑顔にする、このストーリー展開は、結構、新しい感じがする
異世界モノ、その流行に乗っかっているだけだろ、って厳しい意見もあるだろう
だけど、流行をチェックせず、読み手が読みたいものに応えず、自分だけが楽しい、と思っているテーマで小説や漫画を作っても、思った通りの評価が貰えるとは限らない
妥協もしくは迎合って表現は良くないかもしれないけど、読み手の心を掴むキッカケ、廻しを取ったなら、今度は自力で強く掴み直して、土を付けてやる、それぐらいの考えで挑んでも良いはずだ
実際、この『異世界ちゃんこ 横綱目前に召喚されたんだが』は、粗こそあるにしろ、十分に面白い。少なくとも、私の漫画読みとしての胃は、七割ほど満たされ、今後の味の向上と変化に期待をしている
登場する料理は、材料こそ奇抜だが、実在の食材でも再現できるものなので、ある意味、安心して読めるはずだ
また、モンスターを相撲の技で倒すってアクション性にも、積極性が感じられて、個人的に評価が高い
また、当然と言えば当然であるが、主人公・高良山の筋肉が実に好い
林先生が、常に、力士の体つきをしっかりと観察し、どこの筋肉がどう動くか、どの筋肉に力を入れれば技がカッコ良く見えるか、を考え、努力しているのが伝わってくる
異世界のモンスターが出てくるので、さすがに、実写化は難しいだろうが、その分、アニメになって欲しい、と強く思う
『火ノ丸相撲』を作ったアニメ制作会社のスタッフさんなら、この作品の魅力も、アニメって形で存分に引き出してくれるはずだ
今後、どんなモンスターが登場するのか、高良山はその強敵にどう立ち向かうのか、そして、倒したモンスターをどう調理して、絶品のちゃんこを作るのか、楽しみだ
どの回、と言うか、取り組みも興奮できる。個人的に、一推しなのは、サンドマン戦だ
サンドマン自体が強敵と言うのもあるが、高良山一人の強さで勝った訳じゃなく、全員が、各々に出来る事を真剣に行ったからこそ、つまり、チームワークの勝利ってのはグッと来るものだ
きっと、今後、サンドマン以上に厄介なモンスターも出てくるだろうが、高良山たちなら、きっと、大丈夫だ
この台詞を引用に選んだのは、その通りだな、と納得できたので
上に立つ者だからこそ、まずは、自分の体を大事にしなければいけない
下の者を成長させる為とは言え、頑張り過ぎて、倒れてしまったら、下の者は育てられない。下の者たちは、上司が倒れたのは、自分達の所為だ、と責任を感じてしまうかも知れない
自分が元気でいる努力をしない人には、誰もついて来ちゃくれないぞ
「年長者が、下を助けるのは立派だが、自分を二の次にしていると、いつか、共倒れるぞ」(by高良山)
匿名
綱取りをかけた大事な取組中に異世界に召喚されてしまった力士タカラヤマが、元の世界に帰る方法を見つけるため、現地で出会った三姉妹とともに異世界を放浪するファンタジー漫画。
旅をしながらモンスターを倒し手に入れた食材で、タカラヤマが「ちゃんこ鍋」を振る舞うというのが話の基本的な流れ。バトル面はタカラヤマの力業一辺倒ではなく三姉妹の魔法と力を合わせて戦っているのが凄く良い。
匿名
異色の異世界ものでした。
異世界物でついに相撲まで来たかと思い物珍しさで購入しました。
戦闘の後の食事(ちゃんこ)がメインなのかなと思いました。
個人的には嫌いではなく好きなほうです。
これはSUMOU
いくら横綱級とはいえそこまでの怪力に…まぁそこは異世界ボーナスということで目をつむるしかあるまい。お話の方は倒しては食い、倒しては食いの食道楽の旅という感じでのんびりしたもの。ただ如何せんメニューがちゃんこオンリーなので中々真似しにくくはあるなぁ笑
異世界料理ものだが
某ラッコ鍋の「相撲しようぜ」
尻パーン!
じゃないけど、なんかもう露出多いんだよ。
一旦服着たのに。
ピッチピチだけど一旦着たのに。
味噌にそこまで抵抗しない異世界の人よ……
魔物の肉に抵抗するより味噌平気か……
どうしてもちらつく「オソマ美味しい」なんだ。
熊食べるし。
異世界設定の割に出てくる食材の見た目は現実の物と変わらないけど、ちゃんこは凄く美味しそうで読んでてお腹が空く。主人公と三姉妹の賑やかな掛け合いも面白かった。
無理がある気がする
素手で熊と戦って勝つのはまあ、無理。
爪がすごいし、四肢の関節が妙に柔らかいから
人間に対する感覚で投げ技は決まらない可能性大。
鉄砲か罠でも使わないとつらい。砂糖を加えた安くて
きつめの焼酎を小麦粉の類に染み込ませた餌。
この類の餌で熊を釣る。
鉄砲は打ち損じると充填に時間がかかるので危険。
これだけゴツくて、このくなぜ毒持ちか、そこも不思議。
ゴンズイの話も、毒がおかしな方向に行ったり、
やる事やる前にドタバタしてなあにあになったりで、
中途半端感が強い。まあ、お好みで。