あらすじ
母親のために高級娼館に身を売ったマリオン。
彼女を買ったのは、美貌の若手実業家アレクサンダーだった。
決してマリオンを抱かないと告げる彼との微妙な関係は、
緊縛ショーに招かれたことで大きく変わっていく。
アレクサンダーは過去の悲劇が心の傷となり、
女を縛らないと抱けなくなっていたのだ。
マリオンに激しく欲情しながらも、
愛する人を縛る罪悪感に苛まれるアレクサンダー。
マリオンは縛めの快楽に溺れながらも深い愛で彼を包もうとするが……。
愛を恐れる大富豪×愛で包みたい没落令嬢、二人を結ぶ禁断の情火
感情タグBEST3
読んで損はしません！
いろんな小説を買ったり課金したりして読んでいますが、最後まで読むのは数少ないです。
この小説は、評価が高いので読んでみましたが、大正解でした。
時代背景良し、人物設定も興味深い、なおかつ、男性の心の闇がイレギュラーな味付けをしてくれて、読みごたえがありました。
私は単なるラブロマンスでなくて、経済的な発展を遂げている時代背景が編み込まれているストーリーが大好きです。
一点、疑問点があって、お金の価値が現代ならいくらか、ということ。
これが読んでいて、唯一引っ掛かりました。
大人の鑑賞に耐えられる、本当に読みごたえのある小説でした。
優しい緊縛
作者買いです。
ヒーローの過去にソーニャ文庫らしさが出ていて良かったです。
緊縛とありますが愛がある緊縛なのでそっち系が苦手な人も大丈夫だと思います。
泉野先生の描くヒーロー男らしさや猛々しさが好きです。
文章に翻訳っぽさがあって海外の小説を読んでいる気分にもなれます。
野獣で慈悲深い♡
☆５つ以上! とっても楽しませてもらいました♡
縛られることでの、広げられてしまってる感度の上がり、身動きがとれなくて恥ずかしいやら止められないやら♡
こんな風に扱われたい! という、欲望のぶつけ方、甘やかし方、満載でした♡
Posted by ブクログ
この作品は2018年10月に出された本で、長く積本にしていたものです。
私が読み終えた2021年現在、作者さんのあとがきに妊娠中とあり、時の流れのはやさを感じました。
ああ、そうだ、その時点では、赤ちゃんはまだ生まれていなかったんですよね。
お子様がひとりもいない時代からこの作者さんを追いかけてきた私です。
ジュールさんらしい心に影のあるたくましい男性にかわいいヒロインの取り合わせ。
徐々に溶けていく彼の心の暗闇。私の大好物であります。
縛られて素敵
ヒーローに縛られて興奮するヒロインと、そのなまめかしいシーンが素敵でした。
ヒーローが長年苦しんだという「性癖」が愛？によって結構あっさり乗り越えられてしまったことに、変化が速すぎると少し違和感が残ったのと、緊縛でのセックスシーンがなまめかしすぎて、二人の愛を確かめ合う普通のセックスのシーンがかすんでしまったように感じました。
もったいない設定
うーん……
それぞれの過酷な過去は、よく練られていて良かったんだけども、肝心の「緊縛」による官能的な描写がお粗末で、縛る設定がもったいないような気がした。
もっとヒロインが縛られることで、どんな官能を与えられ、身も心もその性癖に順応していったかが書かれていれば☆もう1つ増えたかも……
