【感想・ネタバレ】決断=実行のレビュー

あらすじ

これからの時代の指導・育成・組織作りとは? 指導者が抱える悩みに、落合博満が自らの経験と重ね合わせ、アドバイスする。暴力や体罰等の悪習を絶つ。一方、長く続いているルールにはそれなりの理由があるはずなので、ただ変えるのではなく、なぜ変えるのかを中長期的視点を持って検討するべきとも。示唆に富む内容。

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Posted by ブクログ

他人にどう思われるかを気にすることなく、仕事や物事の本質を見極めて、自分の思うがままに決断、実行し続けることが大切。

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2023年09月18日

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極めて良書。著者の思考はかようにも、本質的で緻密(戦略的)な思考をする人と理解していなかった。
(失礼ながら三冠王、偏屈そうで前時代的な監督、解説者としか思っていなかった。)
本書は自己啓発本ではないし、説法でもない。著者の思考における具体と抽象の往復を言語化したものであり、大いに参考にできるものだ

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2023年07月30日

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筋の通った思考の大切さを再認識させてくれる。手元に置いて見返したい本。合理的だがその厳しさは想像もつかない。骨折してもプレーを続ける選手の持つ士気、プレッシャーはどれほどか。
プレーオフ制度の複雑な理由とこうあるべき論は目からウロコ。一石二鳥の練習も興味深い。
自分が普段いかに何も考えていないかを思い知らされる。今、注力したいもの(仕事、水泳)に関して常に考えることを意識して向上を目指す。

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2021年08月22日

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采配の続編ということで決断と実行の大切さが書かれています。
野球も仕事もやるべきことをちゃんとやるということなんやと思います。
書かれていることは理にかなっていて仕事の参考になります。
野球好きな人やったら落合博満ファンでなくても面白く読めると思います。

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2021年08月22日

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史上初の三度の三冠王を取得した落合博満氏の選手、監督時代の裏話。現在のプロ野球界、メジャーリーグ挑戦への所感のみでなく、野球道を通じての自分の職業への考え方、取り組み方、また監督経験から組織論にまで語られていて、野球以外にも勉強になること数多し。
広い視点で、自分なりの自分に合うやり方で。
その仕事のオタクとなること。

もともと落合氏の大ファンであった自分には、もう五つ星以上の満足を得られた一冊でした。

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2021年05月10日

Posted by ブクログ

50年間で5回しかリーグ優勝が無かったドラゴンズを、
8年で4度リーグ優勝に導いた落合野球イズムを感じるの良い本。

強い組織、勝つ組織の共通項がもりもりで、
仕事に通ずる内容がかなり書いてある。

“オレ流”と呼ばれる落合さんだが、
誰よりも人のことを見て、吸収している。
采配にしても、選手時代の技術にしても、
かなり先人たちや、同じ時期に活躍する人たちから何か得られるものはないかという姿勢が強い。
それを強く感じる一冊だった。

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2021年01月11日

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落合さんほど、徹底して信念を貫くことはできないですが、上司のアドバイスはちゃんと聞こうと思いました。物事の本質を見極める目を意識したいです。

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2020年08月18日

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完全にビジネスパーソン向けに書かれています。

ところどころに野球理論は語られていますが、
それは考え方のヒントであって、突き詰めると
「リーダーシップとは」「プロとは」という
問いに対して、野球を知っている人ならスンナ
リとその考えが頭に入ってきます。

一つ言えることは、監督として在籍していた
8年間は、一瞬足りとも「勝つ」という目標に
向けて気を緩めることなく、先頭に立っていた
のだと伺い知ることができます。

これこそが「プロのシーダーシップ」です。

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2020年06月10日

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落合監督の本は、ビジネスマンに参考になる。好き嫌いでなく、仕事ができるできないで判断すること。講演会も楽しかった。

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2020年02月09日

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『決断=実行』/落合博満

読書に、野球観戦、旅行、映画、バスケ、海外…etc
好きなことはたくさんある。NPBやMLBも大好きで、読書もスポーツものも沢山読んできた。

落合さんは間違いなく、プロ野球の中でも名監督の一人。それ以前に超一流のプレイヤー。

野球を見ているとき、落合さんのいるドラゴンズはとにかく不気味だった。ポーカーフェイスどころじゃない。なにを考えているかわからない。それでいて、テレビとかで野球や人生観を語っているときは、その慧眼はただただ恐れ入るばかり。。
そんな見方、考え方、捉え方があるのかと何度も驚嘆させられた。だから、文字として残る書籍を読んでみようと手に取ってみた。。。

p11
どんな仕事でも、勉学でも、失敗したって、命まで取られるわけじゃない。くよくよ悩むのも、決して恥ずかしいことではない。「今日は何もできなかった」と失望する日もあるだろうが、そんな日でも「1日を生きた」という経験だけは積んでいるのだ。どんな仕事でも、そのうちに経験が生きることはある。そのためにも、ただひたすら仕事に取りつかれろ。

いつの日か、また、ユニフォームを着ている著者を見てみたい。

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2020年04月13日

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オレ流などと言われるが、落合さんが本書で言っていることは極めてシンプルで説得力がある。目標を明確にし、自分の頭でしっかりと目標を達成するための方法を考え、しっかりと実行すること。自分の経験に基づき、自分の頭でしっかりと考えることがポイントですね。
選手時代は3冠王を取ること。監督になってからは優勝すること。この目標からブレイクダウンして現実的なアクションプランを作っていくこと。当たり前のようだが、とかく人の意見に流されて目標を見失ったり、目標に対するアクションがブレたりしがちです。シンプルかつ強力なリーダー論として読ませていただきました。

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2019年02月28日

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 中日ドラゴンズというチームに対する私の印象は、監督やコーチが頻繁に叱咤し、 時には鉄拳も辞さない厳しさで選手に接していたため、選手が首脳陣の顔色をうかがいながらプレーしているというものだ。これでは、持てる力を発揮しろと言われても無理だろう。
 オーナーに求められたのは、そうしたチームカラーを一掃し、選手たちがのびのびとプレーできる環境作りだと解釈した私は、どんな理由があってもコーチが選手に手を上げること(選手同士も)を厳禁とし、これを破った場合は理由の如何を問わず契約を解除するとした。
 常勝チームを作るには、選手が不安なくプレーできる環境を整え、時には選手がべンチの指示で動くのではなく、自分の考えと判断でプレーすることが肝要だと考えていたので、無闇にコーチから教えることも禁じ、選手から求められた場合だけ的確なアドバイスをするように厳命した。


 スポーツの指導者、あるいはビジネス・リーダーを経験した方なら痛感していると思うが、チームというのは実にデリケートな生き物だ。
 プロであれ、アマチュアであれ、監督が「これなら勝負できる」と感じるまでチームを成熟させるには多くの時間や労力を費やすのに、監督のふとした言葉や行動、また監督が知らないところで起きた問題によって、あっという間にチームは空中分解してしまう。


 そうやってチームや組織が思い通りに機能していない時は、投手と野手、あるいは、それぞれの部署が好き勝手に動いてしまう。それを整理し、それぞれの部署に動き方を指示するのはトップの仕事になる。部署間に対立があっても、「勝手にやらせておけ」 という状態ならば、あえて手を打たないという判断を下すのもトップだ。
 動くか留まるか、攻めるのか守るのか、徹底して改善するのか現状を維持するのか。 さまざまな局面を冷静に分析し、組織をいい方向に導くのがトップの大きな役割であろ。だからこそ、ピラミッドのトップ、社長や監督はしっかりしていなければいけない。 トップさえしっかりしていれば、ピラミッド全体はまずまず安定する。そして、一つひとつの小さなピラミッドも、その中のトップがしっかりしていれば、ある程度成果は上げられるはずだ。トップの立場にいる人は、常に自分のビラミッドを形成している人たちのことを考えてやる。そうすれば、一つひとつの小さなピラミッドは機能し、それらが作り上げるピラミッド全体、すなわちチームや会社もふらふらと揺らぐことはないはずだ。
 組織のピラミッドが崩れてしまった時、よく言われるのは土台が脆弱だったということだ。私はそうは思っていない。先に書いたように、ピラミッドの底辺に近づけば近づくほど、小さなピラミッドの数は増えているから、ひとつのピラミッドが機能しなくなっても、他のビラミッドで補うことはできる。


 このように、試合の中でのワンプレーにも、選手、コーチ、監督の責任がある。それをどんな場面でも明確にし、各々が責任を持って仕事をするのが健全な組織だ。勝てないのは戦力がないから、コーチの指導が甘過ぎる――そんなふうに、無意識だったとしても責任転嫁してしまう人には、 う人には、組織のトップ=監督は務まらない。初めて背番号66のユニフォームに袖を通した時から8年間、このことは一瞬も忘れなかった。


 監督がチーフ打撃コーチに持たせたいのは責任感なのだろうが、本人は権限を与えられたと受け取ってしまう。権力を振りかざしたいというタイプの人間でなくても、「自分はチーフの肩書きを与えられたのだ」という使命感が、いつしか上から目線の物言いになっていることもあるだろう。これが肩書きの難しさではないか。


 さて、このように選手が大きなミスを目の覚めるような活躍で取り返した時、監督はどんな言葉をかけるのかと、よく聞かれる。
 要するに、結果的にヒーローになったことをほめてやるのか、あくまでバントの失敗を注意しておくかということだろう。
 この時、あるいは同じようなことがあっても、私は選手に声はかけない。
 なぜなら、私やコーチに言われるまでもなく、岩崎達自身がサヨナラ本塁打はともかく、バントを決められなかったことを反省し、試合後か翌日の早出でバント練習をしているはずだからだ。


 高校でも強豪校になれば、そんな最先端といわれる分析データを用いた指導を受けるので、投げる、打つという技術以上に科学的な理屈を頭に入れている若手選手は少なくない。その傾向は決して悪いことではないと思うが、いくら詳細なデータを与えられても、それを自分で消化し、仕事に役立てることができなければ意味がない。
 昔から、勉強が苦手な人は、机に向かって教科書を広げただけでやった気になってしまうといわれるが、データをどう生かすかも同じだろう。
 できることなら、与えられたデータをどう見るかではなく、技術面でも戦い方でも自分が知りたいテーマを見つけ、まずは自分の目で観察し、もっと知りたいことがあればスコアラーの手も借りるような姿勢でありたい。そして、「野球を見る目」を養ってほしい。


 私が一番大切にしているのは、自分の人生をいかに自分の思うがままに生きていくか、ということだ。そのために不可欠なのが、決断、実行だと考えている。
 社会生活を送る上で、収入にこだわる人もいる。立場や地位を築こうとする人もいる。多くの人に影響を与えたいという人もいる。何に注力して生きるかは人それぞれだが、誰でも避けて通れないのが決断、実行だろう。

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2025年12月06日

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ネタバレ

⚫︎落合氏の決断
講演会に出席して購入。現役時代からファンであったが、落合氏の自著は初めて読んだ。
一番の印象は続けるという意味。改善と称してなにも上手くいってることを無理に変える必要はないのだ。
思うがままに生きるには決断実行すること。自分で考え、決断、実行していくこと。上手くいかないこともあるが世の中自分の思い通りにすべて行くわけではない。でも決断し実行していくことで反省や次にもつながる。決断実行しないでそつなく生きている人は嫌いなのだが、そんな人が少なくないのがこの世の中。
落合氏の言葉に勇気をもらった。


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2025年09月23日

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落合博満の主に監督時代の話。

もちろん野球の話がメインだが、どちらかというとマネジメント論的な感じだった。

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2023年01月22日

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読みなれた落合博満の本だが、結果にコミットするために何をすべきかに注力の重要性。
練習でも試合でも優れた人を見て盗む。
最後は体力と睡眠。
基本に戻る。
捕手のワンバウンドの練習の時はストライクも混ぜる。
遠くから選手を見て客観視する。

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2022年11月19日

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一度読んだことがあるような気がしますが、
またしても含蓄だらけの内容でした。
自分を持つこと、の重要さを思い知らされます。

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2022年07月13日

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さすが、落合さん。やはり成し遂げた人は違う。特に大きな責任から解放感を覚えることは、厄介だとあった自分自身にも身に覚えがあるためによく分かる話だ。他にも色々と心構えとして役に立つと思う。

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2022年03月19日

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落合というと現役選手、監督時代を知る自分としては突拍子もないひらめきとアイデアとセンスで野球をする人という印象だったのだがこの本を読んで、戦術に関しては「確率論」、技術に関しては「基本」をことの他繰り返していて意外だった。
実生活にも応用できる項目も多々ありすごく参考になった。

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2022年01月14日

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落合は天才的で直感的なのかと思っていたが、真逆で非常に論理的な戦略家であることが分かった。

p.20 
指導者にとって一番怖いのは、教える立場になったからといって、自分が何でも知っていると勘違いしてしまうことだ。
→3度の三冠王を取った落合が言う言葉に重みがある。教える側は全知全能ではない。

p.194
私は三冠王にこだわり、大谷は二刀流を目指す。そんな大谷を北海道日本ハムやエンゼルスが必要としたのだ。それでいい。私には、自分とはまったく違う道を突き進む若者が何を見せてくれるのか、その楽しみしかない。

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2022年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

洋書 Twin Thieves に書いてあることは、成長の妨げは、失敗への恐怖と、他人からの評価への恐れの二つからくると書いてある。落合氏は基本的に同じことを言っている気がしてならない。もちろん一昔前に育った人であるから、伝え方や事例が古風と感じる人もいるかもしれない。
だが、この人の強さは若い頃に何度も回り道をしながらも、自分の好奇心と好きを押し通せた芯の強さだろう。そこには「他人からどうみられるか?」というものへの麻痺か、恐れを乗り越えた過去があることは、彼の著書からところどころ垣間見れる。


どんな仕事でも、勉学でも、失敗したって命まで取られるわけじゃない。くよくよ悩むのも、決して恥ずかしいことではない。「今日は何もできなかった」と失望する日もあるだろうが、そんな日でも「1日生きた」という経験だけは積んでいるのだ。どんな仕事でも、そのうちに経験が生きることはある。

技術の世界は、自分ができないこと、知らないことは聞いた者勝ちである。

一芸に秀でたければ、オタクを目指そう
オタクとは「他の人が気がつかないことに気づける人」

厳しい言い方になるが、プロ野球界で生きてきた私の目で見て、あるレベルから伸び悩む選手の大半は、指導者や先輩のアドバイスを試そうとしない。
自分の殻に閉じこもり、その気になっていないのだ。
自分の周りには、生きた教材がたくさんいる。望めばアドバイスをしてくれる指導者も揃っている。だが、他人から学べることには限界があり、最終的には自分自身で考え抜くしかない。

そして、聞き上手になり、アドバイスを試してみようという姿勢を持ち、その気になれたら、練習方法はこうして欲しい。
これまで取り組んできた練習に、「アドバイスを試す時間」をプラスするのだ。
1日の練習時間を3時間とすれば、コーチのアドバイスでカーブを覚える練習時間はその3時間に含めず、3時間の練習にプラスするのだ。自分だけは、1日の練習時間を4時間にするのがポイントになる。
高校の野球部を7回も退部し、大学では野球部だけでなく、大学そのものも中途退学した私がドラフト指名され、のちに3回も三冠王を手にしたのだ。

どんなに偉くなっても人生は一度きり。一夜明ければ、今日は過去になってしまう。ならば、後悔のないように生きていくのが幸せなのではないだろうか。

最善を尽くしても期待した結果を得られないことはある。やってみて初めて、自分の力では及ぼないと知ることもある。世の中は、自分にだけ都合よく回っているわけではないのだから。
それでも、決断、実行した上での失敗は、反省材料や教訓となって次につながる。しかし、決断、実行しなかった後悔は何も生み出してくれない。

行動を起こさないのも実行のひとつであるという考えで、次の決断、実行を前向きに考える。他人にどう思われようと関係ない。そうした決断、実行を繰り返しながら、自分の思うがままに生きていくのが、特に情報過多でスピード感のある現代を生きていくには大切なのではないだろうか。

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2021年11月22日

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プロ野球の仕組みを理解している人、そして組織マネジメントや人材育成に興味がある人にオススメ。

「新人や若手の起用で気をつけたいこと」というトピックは知らなかった情報が書いてあった。

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2021年06月14日

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落合さんはやっぱり仕事(野球)が好きなんだなぁ。「組織とは小さな『ピラミッド』の集まり」(p46)の話がよかった。

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2021年02月28日

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自己啓発本のようなもんかな?と思っていたけど、そんなことなかった。著者の考えが、わかりやすい表現で書かれていた。いっときの努力が実を結ばずとも、その過程は別の場で生かされるのでしょう。…そういうこと?w

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2019年08月13日

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書かれていることはどれもまっとうなものに聞こえる。ただ、落合さんの過去作も読んでいると、既視感を覚えるかも(実際にかぶってるかどうかはわからない)。

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2019年07月25日

Posted by ブクログ

私は、落合さんのことを完全に勘違いしていた。

「オレ流」や中日時代の猛練習などからてっきり、根性論と個人主義の人間だと思っていた。

しかし、この本では、落合さんの頭の中で展開されていた理屈が語られており、そのいずれもがかなり理屈っぽく考えられているのがわかる。

向上心旺盛で理屈っぽい落合博満の頭の中を少しのぞいてみることができる本だ。

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2019年07月15日

Posted by ブクログ

野球が事例にはなっていますが、語られているのは「プロの指導者としての仕事に対する姿勢」と「プロとして、プロの世界で生きていくのに必要とされる仕事観」です。我々、マネージャーにもプレーヤーにも今求められている姿勢だと感じています。

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2019年04月02日

Posted by ブクログ

落合さんのインタビューや、対談動画を見て、著書を読んでみようと思った。

正直、活字ではそこまで引き込まれない。
落合さんが実際に話している姿、声色、雰囲気があってこそ、魅力に引き込まれるのだと感じた。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

選手としても監督としても素晴らしい実績を残している落合博満さんの著書

自分の感情や思考に対して俯瞰できる方なんだと思いました
だからこそ判断できることがある
冷静に見れることがある

組織を作る上でも参考になること
責任を与えることと、権限を与えることは別
これを混合してる人いるなぁと
そういう人って空気を悪くしてる
そんな実体験と擦り合わせても、納得できる言葉が多かったです

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2025年09月03日

Posted by ブクログ

中日ドラゴンズの監督・GMを経験した落合博満氏の著書。こちらはGM退任後の2018年に発売されており、『采配』からGM経験が加わっている。
本著では以前の著書に比べ自身の経験や野球の話が多くなっているような感じがした。

タイトルこそ違うテーマに見えるが根本的に内容は一冊を通して一貫している。
落合氏の考えは基本的に自分のために最大限努力しやり抜くことが根底にあり、ほとんどこれを別の表現で伝えているに過ぎない。

また本著においては、データの使い方や部下への関わりなど少し時代にマッチしてない部分もやや見受けられた。
後半のテーマはやや屁理屈だったり小言だったりが多いように感じた。理屈が通ってるように感じるがあくまで結果から理屈を語っているので矛盾を感じることもしばしばあった。

しかし全体を通して考えると落合氏の野球観や仕事観はとても参考になる。私は落合氏の著書や講演が好きだ。
ただあくまでも一時代を築いた野球人としての考え方であり、全てが現代社会に通ずるかは別だと肝に銘じる必要があると感じた。

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2022年05月21日

Posted by ブクログ

選手時代には3度の三冠王に輝き、監督としても8年の間に4度のリーグ優勝を果たした落合博満氏が自身の考えや想い、そして選手、監督時代の決断の場面での心境などをまとめた一冊。

自身の野球感はもちろんのこと組織論や選手の起用法や練習法などが紹介されており名将の考え方を学ぶことができました。
プロ野球界でも屈指の成績を残してきた著者だから語れるエピソードが多くあり読んでいて刺激を受ける場面が多くありました。

そんな本書の中でもよく選手を観察することや粘り強く起用し続けることは大切であると感じました。
またプレーオフの両リーグの上位2チームが争うというものは実現したら面白いと感じました。

落合氏の野球観に本書を通じて触れることによって、幾多の場面の決断をがするの心理を知るだけでなく、野球の奥深さを感じることのできた一冊でした。

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2019年09月04日

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