あらすじ
【彼こそが、安倍晴明の歴史に隠れし師匠!】
この平安の陰陽師たちが最も畏れる男・賀茂光栄(かものみつよし)。安倍晴明の師であり、架空の人物ともされしその正体は――女性とも見間違う年齢不詳の美青年だった。
幼なじみの歌人・藤原為頼(ふじわらのためより)が光栄の元を訪れると、光栄はたぐいまれな観察眼で訪問の目的を見破る。驚く為頼に光栄は微笑んだ。「このくらい見抜けねば、陰陽師は務まらぬさ」そして為頼から語られたのは、麗しき罠に誘われた青年貴族の話で……。
安倍晴明に鬼才と言わしめた陰陽師が、あやしき影と対峙する宮廷絵巻。これより開宴――!
感情タグBEST3
う~~ん、やられた!
わぁ!今風の表紙に、騙されました。
う~~ん、やられた!(良い意味で)
賀茂光栄って、実在した人物なんですね。つい、調べてしまいました。
フィクションって、ありましたけれど、面白く、読みました。がっつり、平安時代を、楽しませてもらいました。
Posted by ブクログ
賀茂保憲は夢枕獏の陰陽師で知った有名人物
本書はその息子のが美少年(青年?)で安倍
晴明の18歳年若い師匠として親友の藤原為頼
と共に平安京の闇を語る世界、第一巻にして
菅原道真を登場させたのは尻つぼみが懸念
Posted by ブクログ
面白かった。安倍晴明の一回り以上年下の師匠、天才陰陽師賀茂光栄(みつよし)が主役のやさしい陰陽師ストーリー。なんせ、光栄が美しいのが良い、超絶美少女と見まごうような美少年(実年齢は美青年)。出てくる人全員美しいのが良い(好みの問題だが)。そして、いい味だしまくりの藤原為頼(紫式部の伯父)。この構図、夢枕本の陰陽師における安倍晴明と源博雅みたいな感じ。しかし、安倍晴明が今までの既成の清明小説とは違って、とても楽しい。
大怨霊道真の攻略。