あらすじ
「貴方と共にありたい」夜伽の音色が響く妓楼。若い衆の京吾(きょうご)は障子越しに聞こえる元主人・藤丸(ふじまる)の情事に心を殺す毎日。ある日、美しく咲く梅の花に心を奪われ、かつての日を思い起こした京吾は――。
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花魁の藤丸と若い衆として同じ妓楼で働く京吾。2人がどう感じているのか…どう想っているのか…心の内があまり描かれていないのが、逆に2人の想いがより切実に伝わるようで、胸を打ちます…。
梅の花のくだりはほんとに素敵だなと思いました。
客に身体を差し出しながらも持ち前の気高さは失っていない、凛とした藤丸。そんな彼が、京吾から梅の花の枝を貰って、昔の事を思い出して嬉しそうなのが、とても切なくて良いです。
あー、すごくいい!
めっちゃ切ないのに、どうしようもない2人を見ていたらドキドキしっぱなしです。
歪んでいる愛といえばそうなんですが、状況が状況なだけに仕方ないのかもしれないな。
続きを買いたいです…