感情タグBEST3
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外敵に備えるために
気になったところを一部、紹介します。
・勝つためには、あらゆる手段でサプライズを狙う必要がある。戦争の目的は「勝つこと」であり、「ルールを守る」ことではないからだ。それ故、機動の仕方だけでなく、メンタル面での柔軟性を身に付けねばならない。
・本当に実力のある軍隊は、全てを完璧に観客に見せるような演習(演劇)はできない。そのための練習を行うリソースがもったいないからだ。全ては本物の戦いのために使わなければならない。
・戦争で守る原則は「攻撃は最大の防御」「不測の事態を恐れるな」「リスクをとれ」である。
・地経学の目標は「国家の富の拡大、そして国民の就業率を最大化すること」
・正解のない状況(例えば戦場)にAIは対応できない。
Posted by ブクログ
表題の日本4.0(徳川幕藩体制を日本1.0、明治維新後を2.0戦後体制を3.0として)よりも、「ポスト・ヒロイックウォー」「特殊部隊論」「地経学」の方が興味深く読めた。
まあ、鵜呑みにするものではなく、思考の補助線としてなら有効かと。
「リスク回避を優先しすぎることのリスク」
米軍が例に出ているが、これをエネルギー問題でやっちゃってるのが今の日本なのでは?とも読めた。
「地経学」
米国が地政学から地経学にフェイズを移しつつあるとしても、
日本は90年代以降、地経学から地政学にフェイズを移してないか?とか。
だいたい、北京との間で冷戦以下で済む保証なんてなにも無い訳よ、実際。