【感想・ネタバレ】大嘗祭―天皇制と日本文化の源流のレビュー

あらすじ

代替わりした天皇が即位後の秋に1回だけ行う大嘗祭。「秘すべきことがはなはだ多い」とされ、謎に包まれたその儀式は、古来、豊穣祈願、聖婚儀礼など、さまざまに解釈されてきた。著者は大嘗祭が確立した天武朝、さらに古墳時代、弥生時代へとその起源を遡って考察。そのルーツが稲作儀礼にあり、原初段階の日本文化が女性原理に満ちたものであることを明らかにした。現在に至る日本的心性の基層が浮かび上がる。

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Posted by ブクログ

弥生時代以来の要素だとか、語源論の部分はちょっとふわっとしていて、文献史学の先生ならそこまで大胆にはなれないのかな、というところ。著者の工藤氏は上代文学者のようで、史学や文化人類学にも明るい方のようだが。

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2019年09月21日

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