【感想・ネタバレ】小説は君のためにある ──よくわかる文学案内のレビュー

あらすじ

小説は、役に立つ。君の人生を共に考える友だちになる。ほんとうに? なぜそんなことになるのか。小説だけが持つその特性を解き明かしながらあたたかく懐深く誘う読書のすすめ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なにか読んだ記憶があると思っていたら、著者の次の同じ新書の「小説にできること」の前に出版された本であった。まったく話が同じというわけではなく、中上健次の本をうそだということで電車の中でびりびりにやぶったり、山椒魚戦争が説明されていたり、自分が小説家になった理由の一つに鎌倉に住んでいて小説家と出会っていたことなどと、若干ちがっていて、自分のために小説を読むことを全面に出したものであった。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜ小説など読むのか。いったい何の役に立つのか。そんな無粋な質問をしてくるような人が目の前に現れたら、スッと差し出したくなるような一冊でした。非現実の自由な世界に国語のテストのような正解はなく、誰かの評価はその人自身のもので、読んだ本人が自分で評価しないと意味はない。そのことを踏まえた上で、同じ小説を読んだ人の感想に触れるのは楽しいですし、多様性を認識する訓練にもなるのではないかと思いました。

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2021年04月08日

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