あらすじ
春――。名門キンバリー魔法学校に、今年も新入生がやってくる。黒いローブを身に纏い、腰に白杖と杖剣を一振りずつ。胸には誇りと使命を秘めて。魔法使いの卵たちを迎えるのは、満開の桜と魔法生物のパレード。喧噪の中、周囲の新入生たちと交誼を結ぶオリバーは、一人の少女に目を留める。腰に日本刀を提げたサムライ少女、ナナオ。二人の魔剣を巡る物語が、今始まる──。
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Posted by ブクログ
キンバリー魔法学園での魔法使い学生達が波瀾万丈な話。
1巻のボリュームがすごい。前回のアルデラミンの最終巻にエピローグ的なのが載ってた記憶だけど、実際読んだらめちゃくちゃ展開が1冊に詰まってた。
入学式でトロール事件。ナナオとオリバーの魔法剣ガチ試合。骨先輩と誘惑先輩のバトルに巻き込まれ。お花婦人にお笑い挑み。ガルダと死闘。トロールが喋ってからの邪眼先輩バトル。
そして最後に復讐の魔剣と、仮面のマイロード。
これでもかと詰めてきますねー面白いけど。
1巻はカティメインだったけど、ここから仲間の掘り下げがいくつか入るんだろうなーと。
前作のアルデラミンも面白かったし、
期待して、次も読みます。
Posted by ブクログ
いやあ、これはすごい!
どんどん物語に惹き込まれて時が経つのも忘れてしまった。
面白いなあ。
魔法学校に新入生というちょっとハリポタを連想してしまうけど中身は全く別物。
良くファンタジーで剣と魔法というけれど、その二つが別物でない魔法の剣技が存在する世界。
主人公の少年は優秀だけど何かを隠している影がある。
それよりもヒロイン・ナナオの造形があまりにステキだ!
本物の死地を知るサムライ少女は、どんな相手にも恐れも怯みも見せず、むしろ相手が強ければ強いほど溌剌と立ち向かう。
その姿と真っ直ぐな言動に不覚にも泣きそうになった。
いやあ、これはいい。この少女はステキだ!
最後に主人公の隠していたものがわかったときは驚いた。
おそらくプロローグはそう言う事なんだと思うけど、ただまだスッキリしない。これは真相がとても気になる。
それはともかく、早くナナオの活躍をまた見たいと思う。
Posted by ブクログ
物語は始まったばかりで、先が楽しみ。主人公の謎が気になる。王とは。
あちこちでハリポタっぽいと書かれていたけど、件の作品を映画を一回チラ見したことしかなく、読んだこともないので類似性は全くわからなかった。それに関しては、まあ、イギリスっぽい舞台の全寮制で魔法ものならこういう雰囲気になるのでは、というレベルの感想。
Posted by ブクログ
ハリーポッターっぽさが溢れている
ハリーポッター二次創作で死ぬほど読んだ流れにメアリースーか?と思いつつ読み進めると後半に怒涛の展開で題名の伏線と表層のハリーポッターらしさは演出で此方が本命か!と思う流れが出来ていてそこは面白いと感じた。
設定がいくら借り物でも面白いものが生み出されたらOK派なので自分は突っ込みつつ読めたが、その辺りで評価は別れると思う。
悪と正義、狂人は紙一重のような部分も感じられたり、悪を余り勧善懲悪で切り捨てない部分には好感を持てた。ニコポナデポ5歩手前だが、ちゃんと主人公に好感を持つ経緯等が描かれていて良いと思った。