あらすじ
邦画プレゼン界の大看板! 『邦キチ』疾風怒濤のシーズン9が舞い上がる――!! 今回も「映画について語る若人の部」を舞台に、仕上がりまくった邦画中毒女子高生・邦キチが、まずまずの洋画好きな部長・洋一を相手に絶妙なチョイスの邦画(一部例外アリ)を愚直にプレゼン! プレゼン!! プレゼン!!! その視点、その愛情、その圧力――。全てにおいてシーズン8を凌駕ッ!! 銀河系初の邦画プレゼン漫画、気がつけばずっと全盛期です…!!
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「6代目の日ペンの美子ちゃんを大好評執筆中の注目作家が放つ、
爆笑邦画プレゼンマンガ!?」
静かな場所で読んだら絶対に後悔します!
日本映画に全然詳しくなくてもめちゃくちゃ笑えます!
ざっくり筋書きを説明しますと、
部員不足に悩む「映画について語る若人の部」部長・洋一に
邦画大好き新入部員・映子さんが並々ならぬテンションで
オススメ邦画をプレゼンするのですが、
その推しポイントがツッコミどころ満載すぎてすごいのです。
日本映画がこんなにおかしな作品でいっぱいだったなんて、と
笑いながら目から鱗が落ちまくりでした…!
最初は鼻持ちならない知ったかぶりキャラっぽかった部長が
ツッコミに追われすぎてヘロヘロになる姿が愛おしく思えてきたら
あなたもこのマンガの虜になっているということですよ…^^
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
いよいよもって、青春の色が濃くなってきた邦画プレゼン漫画の9巻である。
この巻では巻末に新登場キャラ(廃部を迫るひばり山高校SDGs推進委員会の環美登厘とエリザベス)も出ているが、やはりメインは
「地元の夏祭りの手伝いに戻った部長の元に、浴衣姿で表れた邦キチ」
この回だろう。
「すくってごらん」「西遊記」「さかなのこ」、そして「HiGH&LOW THE WORST X」と5話にかけて描かれた二人の関係性の物語は、映画すら脇役にしていた感すらある。
それだけ二人の関係性が刊行に伴って確立されてきた証左であり、読者もまた困惑しながら楽しませてもらっているところである。
(いまだに「邦キチと部長が……?」という困惑は抜けないが(笑))
プレゼン内容としてはガンダム2話、特撮2話とこの辺が充実していた印象である。
また、やや地味な印象もあるが、昨今の映画界のトレンドに注目する「ビッグマグナム 黒岩先生」辺りも興味深い。
アニメ映画の豊作ぶりにうろたえ、このままでは実写映画が無くなってしまう!と危惧する邦キチの意見は、実は結構鋭い気もする。
連載以降となるだろう今現在、2023年にもアニメ映画の豊作ぶりは目覚ましい。
スラムダンク、すずめの戸締りと放映継続に加え、興行収入の記録を更新したコナン最新作(黒鉄の魚影)に、世界的にスマッシュヒットを記録したマリオ。
グリッドマンユニバース辺りも評価が高く、BLUE GIANT などはまさに「実写映画でもできたかもしれない名作アニメ映画」だろう。
今巻の頭に置かれた「ビッグマグナム 黒岩先生」はトレンドを拾った一話だろう。
ただ、もしかすると予言的に機能するかもしれない、と少し感じるところではある。
レビューが散らかっていて恐縮だが、面白い一巻だった。
やはりどうしても、こう、ラインナップ的には地味な一巻だった印象もぬぐえないので、その点を加味して評価は星四つ半としている。
ただ、今回も楽しく読書させていただいたことは強調しておきたい。