あらすじ
世の中には様々な情報が溢れていますが、これらを地図上に落とし込んでみると、いろんなことが「目に見えて」わかるようになるのではないかと試みました。本書では自然環境・産業・資源・エネルギー・生活と文化・人口の様々な情報を地図化してその傾向や特徴を解説。例えば「コンビニエンスストアの出店戦略」「外国人旅行者の移動」「産油国の変化」「肉食の地図」「信心深い土地はどこか?」など、地図上に可視化して様々な現状をあぶり出していきます。見て読んで楽しむ「地図で学ぶ地理」ともいえる一冊です
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Posted by ブクログ
「何で伏見っていう土地名は全国各地にあるの?」「『世界の工場』は中国だけではないの?」「どこの国が一番『肉食』なの?」「日本は神社と寺院、どっちが多いの?」
普段すぐに忘れるような疑問だけれども、実は社会に関わるいろんな疑問はその地理と深く関係があるかもしれない。
地図とデータを掛け合わせると、教科書の内容だけにとどまらない、世の中の実情が見えてくる。そんなことを実際にデータをグラフなどに反映させた地図も含めて見せている一冊。面白いなと思ったのは、通説だと思われていたことは、データと地図を照らし合わせると実は間違っていることが分かったり、一つの事象に対しての変化も考察として説明があること。地図ひとつが歴史や、経済、政治とつながっていて、社会全体を知るきっかけになるのだと思う。
日本が世界でも最も地図が普及している国である、ということは初めて知った事実だった。そしてそんな日本だからこそ、アート作品のような地図や、ユニークな地図がたくさんあり、それらも取り上げられていたのも面白かった。
Posted by ブクログ
地図に様々な情報をレイヤーとして示している本。学生の時、こういうのとても好きだったなー。
いまだと、自分でもこういう情報を地図に落とし込むことができそうですね。
自分が落とし込むときのイメージもとても湧きました。