【感想・ネタバレ】悪の猿のレビュー

あらすじ

見ざる、聞かざる、言わざる――四番目の猿は死をもたらす。
連続殺人鬼<四猿>が突然の自殺。遺されたのは謎の日記。

邪悪で素晴らしいものを生みだす、才能ある作家。――ジェフリー・ディーヴァー

ここ数年読んだ中でも最高の始まり。その期待を裏切らない。――ジェイムズ・パタースン

J.D.バーカーはその独創性で、信じがたい悪役と予想を裏切る展開を作った。――ジャック・ケッチャム

シカゴを震撼させる連続殺人犯“四猿”。「見ざる、聞かざる、言わざる」になぞらえ被害者の身体の部位を家族に送りつけてから殺す手口で、長年捜査を進める刑事ポーターも未だその尻尾を掴めずにいた。だが事態は急変する――四猿と思しき男が車に轢かれ死んだのだ。しかも防犯カメラにより、ただの事故ではなく自殺と判明。所持品には四猿の日記が。日記を読み始めたポーターは、新たな歪んだゲームに呑まれていく……。大御所作家がこぞって絶賛する、スリラー界の新星登場!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ディーヴァーを引き合いに出す書評がチラホラあったが、ディーヴァーよりは面白く読めた。イカれた父親が殺されたときはスカッとしたよ。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何といっても犯人の邪悪さ、狂気と不気味さ、恐怖に圧倒されてしまう。そして作中に出てくる日記の内容の異常さ。読むことすら嫌になるような描写がたくさんあるのに読むことをやめられない。抜群に面白い。犯人の造形と同様に警察側の造形もよくて魅力的。時間との戦い、先の見えない捜査、焦りと絶望感。次々展開されていく猟奇的な事件。こんな物語は読みたくないけど読んでしまうし一気読みの面白さ。

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2018年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
良くも悪くも、ザ・サイコサスペンスみたいなところはあったし、犯人も結構すぐ気づけてしまうけど、とにかく先が気になる展開で600ページをあっという間に読み終えた。
現代の事件と、四猿の過去の日記が交互になっているので、飽きがきにくくテンポ良く読めるのかなと。
ずっとハラハラ感がある。

とくに日記は面白かった。
結構グロめで拷問なので苦手な人もいるとは思う。
それといくらなんでもこんなぶっ飛んだ家庭環境ある??みたいなことは思ったし、最後の方は勢いありすぎて怖いというよりかは若干笑えてしまったけど。

ラストの贈り物は良かった。
紳士ぶったサイコパス殺人鬼がお気に入りの人間相手にやりそうなこの感じ。
これは三部作らしいので、今後四猿とサムの関係性がどうなっていくのかも気になる。

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2023年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グロい、気持ち悪い、この倫理観は絶対に理解できない、親!おかしいだろ!と読んだことを記憶から消してしまいたいくらいの嫌悪感を持つ一方、600頁短時間で一気読みしてしまう面白さ。意外な犯人、伏線回収、主人公がいい人で、いきなり明かされる不幸にビックリ!と、盛りだくさんで止まらない、どう評価していいのか混乱してしまいます。

真ん中くらいで、何故私はこの本を読むことになったのか、推奨した人を問い詰めたいと真剣に思ったくらいで、
星二つにしたい気持ちもあり。


見ざる、言わざる、聞かざる、しざる…
うーん、せざる でないと日本語としてどうでしょうか。

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2018年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに本格ミステリーが、どうせならサイコな海外物が読みたくて手に取りました。
 
シカゴを数年にわたって震え上がらせた連続殺人鬼「四猿」。
その手口は三猿の 見ざる 聞かざる 言わざる にちなんで、誘拐した女性の耳を切り取り、眼球をえぐり、舌を切り取り、それらを順番に小箱に入れて家族に送り付け、その後に殺害した遺体を放置するという残虐なものだった。
その「四猿」が自殺!?
自殺した「四猿」と思われる男が所持していた小箱には、新たな被害者の耳が入っていた。
被害者を捜しながら「四猿」の思惑にはまっていく刑事たち。
そして……。
 
う~ん。
定型、とまで言わないが、良くありそうなストーリー。
足りない。
なにかがもの足りない。
首を傾げたくなるところもチラホラ。
サイコサスペンスにしては、悪い意味でキレイすぎるだろうか?
もっと狂って、狂気や憎悪をぶちまけてほしかった。
 
ちなみにこれは完結はしていますが、続編、続続編と、三部作になっているらしい。
続編を読むかどうか、微妙なところです。

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2022年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジェフリー・ディーヴァーが云々というコピーがあり読んで見ました。満身創痍な主人公も同僚たちもキャラクタが分かりやすく安心して読み進められました。このチームの続編があれば読んでみたいです。現実の捜査部分と犯人の日記部分を交互に読ませる形式も通勤中に細切れに読むにはありがたかった。ただ...
少女が監禁されているという待ったなしの緊迫感が伝わらない。2日間の話が2週間ぐらいに感じた。犯人の日記もまず普通誰かが全部読むだろう。捜査と同時進行というのは違和感あり。犯人の主人公を導く緻密な仕掛けはお見事と思ったがちょっとやりすぎ(できすぎ)と思っちゃいました。

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2019年06月15日

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