あらすじ
「コンテンツ」や「企画」に悩む全ての人へ
「逃走中」「ヌメロン」「ノイタミナ」「世界行ってみたらホントはこんなとこだった!?」等、
数々のヒットコンテンツを生み出したプロデューサーの世界一簡単なコンテンツのつくり方!
「うちの会社はWebマーケティングに力を入れてきたけど、これからはやっぱり
コンテンツマーケティングを重視すべきだと思うんだ。ちょっとコンテンツ考えてよ」
上司やクライアントから、こんな無茶振りされることってありませんか。
「コンテンツ」という言葉が出てきて久しいですが、そもそも「コンテンツ」とは何でしょうか。
とりあえずググってみます。「中身」とあります。「はぁ」って感じですよね。
さきほどの無茶振りの文脈からは、なんとなく「人が集まるモノや、お金に繋がりそうなモノをつくって」と言われていることくらいは分かります。
でも具体的にどうすればいいか悩みますよね。コンテンツが「中身」であるならば、それを包むモノ、言わば「外身」によっても意味が異なってきます。
一言で言うと、世の中のものはすべて「コンテンツ」です。
だから、難しく考える必要はありません。Webにある記事も、今日飲んだミネラルウォーターも、今着ている服も、みんな「コンテンツ」です。
正確には、「コンテンツになる可能性を秘めて」います。
あらゆるモノ、商品やサービスはコンテンツになる可能性があるので、新しいモノを生み出す必要はありません。
コンテンツにしていく、つまり「コンテンツ化」していくだけで大丈夫です。
もちろん「コンテンツ化」にはノウハウがあります。
私の経験もそうですが、いろいろな場面で教わったり、伝え聞いたりしたノウハウをまとめたのがこの本です。
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Posted by ブクログ
コンテンツのつくり方というタイトルだけど、読めば読むほど、コンテンツづくりに正解なんてないんだなということを強く感じた。
最後の方にも書いてあったけど、どんなコンテンツがあたるかなんて誰にも分からない、運ゲーみたいなモノ。ただ、共通するのは、そのコンテンツづくりにかけた人の「気持ち」や「想い」が必ずあるということ。
つまり、コンテンツづくりに必須の要素は「気持ち」。言ってることは分かるけど、最後にそれかぁという感じ。
ただ、どんなアイデアも形にして世に出さない限りは存在してないのと一緒、形にすることが何より重要というのは、すごい共感するし、自分の中でも常に意識して大事にしていきたい部分だと感じた。
Posted by ブクログ
SNSで人々がそれぞれのコンテンツを発信できるようになった現在。
最近ではInstagramを見ていてもこの人は食べ物が好きだなとか洋服が好きだなとか基本的に好きなものを発信してますよね。
その人にどういう狙いがあるのかなとかたまに見ながら考えてます。
もちろん娯楽として発信してる人も多いと思いますがとにかく自由に発信できるようになりました。
自分の考え方として美容師なのでスタイルの写真とかたくさんアップするのも大切かと思うのですが、そういうものは溢れているしそれよりもどんなものを観たとか読んだとか興味あるとかを共有した方が、もしお店に来てもらった時に相手も話しやすいんじゃないかと思ってこういう内容になってるんだと思います。
最低でも1時間はお店に滞在するわけですので。
新規のお客さんとかも先にSNS見せてもらったら話しやすいこととかってこちら側もあると思います。難しいですが。
0から1のコンテンツは作れない。
今こういうレビュー的なものを書くこともこの本を読んでないと書けないわけです。
なのでこのレビューというコンテンツも0から1を作っているわけではありません。
ビジネスのアイデアを考えた時にそういうサービスってもうあるからやめとこうと自分もなってましたがそもそも0から1を作れないと考えておくとそこから少し工夫して作れることも多そうだなと思いました。
日常全てがコンテンツになりますね。
Posted by ブクログ
著者の高瀬さんは、もともとテレビのコンテンツを作っていた人だったので、この本に書いてあるコンテンツは、映画とか記事とか番組とかそういうものをイメージしていたが、違った。
ここでいうコンテンツは、商品やサービス、新事業も含めて、「人の心をうごかすようなもの」。そのコンテンツに関して、作り方から広め方、
人間の生活を支えているテクノロジーとの絡め方、そしてコンテンツの終わらせ方までを書いていて、学びがいくつかあった。
1.コンテンツを作るためには、作る人の「想い」が何よりも重要。
想いはコンテンツの軸となって、ぶれることなく他の人からコンテンツを批判されてもコンテンツの軸となる。
2.コンテンツがコンテンツを生む
コンテンツが何もないところから生まれてくることはない。既存のコンテンツの要素を掛け合わせて新しいコンテンツが生まれる
3.「意味のない細部へのこだわり」と「意味のある細部へのこだわり」をわける
目的のない細部へのこだわりは意味のないこだわり。一方目的にそった細部へのこだわりは、意味のあるこだわり
4.ニッチを意識したコンテンツ作り
ニッチ(=具体的な誰か)を意識したコンテンツを作ると、
誰かの満足度が高くなる。
たぶん、スタートアップとかの場合最初は、ニッチから初めて、
マスに拡大していくのがよいパターン。
5.人に興味をもち、人の本能に従ったコンテンツを作る
サービスが相手にする人間に興味をもち、その人間がもつ欲望、「生理」、本能に注目したコンテンツを作る。そして、作り手の気持ちを載せること忘れず、サービスを提供する相手の気持ちも載せる。
6.コンテンツを世に出せたことを感謝
コンテンツを世に出すと、まわりから批判があったり、
誹謗中傷などがあったりする。しかし、コンテンツを自分のお金で作ってる人じゃない場合、それで文句をいうのは×。コンテンツを出せている状態に感謝し、コンテンツが受ける制約の中で精一杯のことをする。
など。今の自分の仕事ともリンクして、