【感想・ネタバレ】現代社会はどこに向かうか 高原の見晴らしを切り開くことのレビュー

あらすじ

曲がり角に立つ現代社会は、そして人間の精神は、今後どのような方向に向かうだろうか。私たちはこの後の時代の見晴らしを、どのように切り開くことができるだろうか。斬新な理論構築と、新たなデータに基づく徹底した分析のもとに、巨大な問いに改めて正面から応答する。前著から約十年、いま、新しい時代を告げる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

社会学者・見田宗介の名前は、料理研究家・辰巳芳子の著作『いのちと味覚』で知った。
本書において著者は、人類史的な大局の視点から「これからの社会のあり方と幸福の形」を展望する。近年の状況は、人類が減速期に入ったことを示しており、経済成長こそが最高であるという今までの価値観・考え方とは異なる創意工夫が必要であるという。
世界全体の人口増加率の変遷を見たときに、1970年を先鋭な折り返し点として、それ以後は急速にかつ一貫して増殖率を低下している、というデータには、説得力がある。(「序章 図4」)

日本には、すでに”縮小”の現実がある。持続可能な世界を実現するためにも、いま世界が必要とするのは、実は、ゆるやかな”縮小”を受け入れ、著者の言う「高原(定常・安定)」を狙ってゆくことではないかと考えさせられた。
日本が直面している”縮小”の現実を、最も軽やかに、かつ肯定的に生き始めているのが「いま、ここ」を大事にする現代の若者たち(物欲に縛られず、シェアや他者とのつながりを重んじる世代)だとする、著者の分析はおもしろい。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子育てで迷った時に読みたい本。

他者との交歓と自然との交感をたくさん経験させてあげよう。
positive 肯定的であるということ。
diverse 多様であること。
consummatory 現在を楽しむ、ということ。
自分自身でも大事にすることで子どもに伝えたい姿勢。

自分の親たちやさらにそのずっと前から無限を信じて築いてきてくれたもののおかげで生存のための物質的な基本条件の確保が達成され、それによって「現代」だけに固有の、二重のリアリティの喪失という経験をするが、有限と向き合い解放を実践することで、自分がここに一つの花を開かせることができるかもしれない。

私は宇宙への興味や挑戦する勇気もなければ、原子に造詣が深くもない。だからこれからの未来に何もできないのかというと、そうでもなさそう。
私にも私の思考と行動で一つの胚芽を作ることができる。そう前向きに励ましてもらい勇気までもらった。

”今ここに一つの花が開く時、すでに世界は新しい。”
なんて美しい言葉なんだろう!

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2021年02月20日

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