あらすじ
「赤字でも株価が下がらない仕組み」「驚異的なアマゾンのキャッシュフローはどうやって可能にしているのか」「採算を度外視してまでもサービス過多なのは、ライフスタイルに入り込みたいから」「アマゾンの真の凄さはテクノロジー」など、元マイクロソフト社長が最新の経営とは何かを説明します。
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Amazonといえば、世界最大のECサイトを運営する会社であることはご存知の方も多いと思います。
しかし、Amazonを支えているものはEC事業だけではありません。
サーバーやデータベースをクラウド環境を通して提供するAmazon Web Services (AWS) はAmazonグループの中で最大の利益を叩き出し、小売業者には成熟したAmazonの流通サービスを最大限利用できるフルフィルメント by Amazon等のサービスを提供しています。
本書でも触れられていますが、これらが意味するものはプラットフォームのAmazon依存です。
特に、みなさんが毎日利用するアプリ等のWebサービスは、AWSサーバー上で動いているものがかなりたくさんあります。
つまり、Amazonなしでは多くのサービスが停止してしまう、そんな世の中なのです。
本書を読み、世界最強のプラットフォームを作りあげたAmazonの見地に立って、これからの戦略を考え直してみてはいかがでしょうか。
感情タグBEST3
経営戦略
経営というかビジネス本自体ど素人の僕でもわかりやすく面白い本だった。Amazonはなぜ流行ったのか、世の大手企業にはそれが流行る必然的理由が必ず存在するものだと実感できる良い本
Posted by ブクログ
元MS社長の成毛さんの著書。日経新聞の広告に載っていて、面白そうだったのでポチる。内容は確かに面白かった。”顧客第一の理念”を追求していくとこんな企業になるのかという驚きと、同じ会社でも異なることをしてる部署が全く連携していないということも驚き。現時点におけるプラットフォーマーの究極の姿かもしれない。
それにしても、キャッシュ・コンバージョン・サイクルがマイナスであるのは凄いよなぁ。。。AWSの利益も凄まじい。でもAWSは安いんだよなぁ。。。
Posted by ブクログ
とても身近な会社だけれど、創業者のこととか何も知らなかったので興味深く読むことができた。
楽天との違いなんかも書いてあって面白かった。
これからもすごいスピードで進化、巨大化していくんだろうと思うと恐ろしくなった。
Posted by ブクログ
日本人でも大半の方が利用している会社の戦略を説明した本。著者はローマ帝国に例えている。売り上げに比べて利益率が低かったり税金問題があったりと恐らくベゾス氏が徹底した無駄を嫌っているためと思われる。
設備投資の規模と思い切りの良さはバブル崩壊前の日本企業と同じという点が皮肉的でもある。
空に物流倉庫とか昔なら空想的だが、有り得そうなのも凄い。