あらすじ
横浜の老舗和菓子メーカー[ミナト堂]の社長父子誘拐事件は、社長の水岡勝俊だけが解放され、様々な憶測を呼んでいた。犯人を追う巻島ら警察、身代金受け取りに策を巡らす犯人グループ、人質の息子を救おうとする被害者家族――、三者間でギリギリの駆け引きが始まる!累計135万部突破の大ヒット作、待望の第2弾!!
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Posted by ブクログ
巻島の出番はすくなかったけど、しっかり事件は解決。
その大事なきっかけがやはり小川絡みというのはもはやお決まりの流れ笑
最終的に犯人の勝ちが全くないのはさすが。
今回は淡野は逃げ切れたけど今後また絡んでくるのかな。次回作も楽しみです。
Posted by ブクログ
良心と自分の気持ちと…
子どもは無事に返してほしい、
でも犯人の言うままで良いのか…勝俊の葛藤。
持っている者と、持っていない者…
私も持っていない側の人間だから
怖いし、ダメだってわかっているし、
絶対自分ではやらないけれど…
犯罪は絶対ダメだし、
罪のない子どもが巻き込まれることには
強い抵抗があります。
ただ、二人の兄弟の気持ちが全くわらない訳じゃない。
だから、完全に包囲されて逃げ場もなくて、
弟は負傷しているし、淡野は助けに来ない、
まさに詰んでいる状況で、
最後まで考えて考えて足掻く知樹を見て、
何とも言えない悲しい気持ちになりました。
同時にほっとしました。
周りの友達は名の知れた企業に就職して、
誰が勝ち組か冗談交じりに自慢し合い、
就職に失敗して、バーで働き、詐欺に手を染め、
そこから抜け出したい、
一矢報いたいという知樹の気持ちが切なかったです。
最後までするりと逃げ切った淡野。
次作は淡野を捕まえるために巻島が動くようです。
はやく文庫になってくれないかなあ。苦笑
文庫になるまで待てない…かもしれないです。苦笑
Posted by ブクログ
大変映像化しやすい小説だと思った。作家は映像化することを相当意識して執筆していたのだろうか?
いずれにせよ、テンポよくストーリーは展開して、一気に読ませる。前作の新鮮さはなかったが、それでも十分楽しめた。
Posted by ブクログ
今作も面白かったです。キャラクターもそれぞれ立っていて、ただ、今回は犯人側にも感情移入してしまいました。この終わり方では細かい点の回収が不足しているので、次作を早く読みたいです。淡野との対決や、県警内部での対立、小川かつおの今後など、気になります。