あらすじ
ネット炎上の参加者は、ネット利用者の約0.5%にすぎない! これまで現場の先入観や経験則だけで判断されてきたウェブでの情報拡散について、科学調査(計量経済学)に基づく知識とノウハウを教える。仕事でウェブに関わる人は必読!
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Posted by ブクログ
ソーシャルメディアにより1億総メディアとなった今、消費者と生産者の情報の非対称性は改善されつつある。
一方、それは誰もが批判される対象になったことも意味し、最大規模の炎上にはマスコミも噛んでいる。
もちろん、個人の過失として、個々人の正義感を振りかざし、社会的正義を見失っていることも忘れてはいけない。
こうした状況を踏まえ、若年層には学校教育においてソーシャルメディアや表現を学び、マスコミも報道の仕方や表現のあり方を改善する必要がある。
Posted by ブクログ
炎上もクチコミも、科学的に見れば「情報拡散」という同じ現象の表と裏である。
という表紙裏のフレーズで始まります。
ショッピングサイトのレビュー、口コミサイト、SNSで誰もが情報発信できるようになったこの時代。情報は真偽や時間が入り乱れ、統制がとられないまま無限に発信されています。
この本を読んでなるほどと感じたのは、レビューやクチコミの情報は良い悪いの両極端に偏りやすいということ。
確かに、「あ、これいいな!」と思ったとき、もしくは、「これは駄目だなあ」と感じたとき、レビュー・クチコミを書きたくなる。良いものはおすすめしたいし、悪いものは注意喚起したい。そんな思いなのだが、そうなると確かに極端なレビュークチコミがあふれることになる。
情報の受け取る場合に、そのあたりは割り引いて見る必要があるというのこと。
便利な世の中にはなったが、情報に振り回されないことも大事ですね。