【感想・ネタバレ】炎上とクチコミの経済学のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

統計学的手法を用いて炎上を分析している。ネットで誹謗中傷している人は実は役職者の高年収男性が多いと以前ニュースで見たことがあるが、この本でも、炎上の参加者は年収が高い、主任・係長クラス以上が多い結果となっている。

0
2023年10月11日

Posted by ブクログ

自分も炎上事案はそれなりに追ってるつもりだったが、それでもここに取り上げられているうち半分くらいは初めて聞いたものがあった。毎日のように起こる大小の炎上の経緯を追うだけでも楽しめる。
ツイッター等では炎上の後で企業が発する「お騒がせして申し訳ありません」式のコメントに対して「それは謝罪になってない!」と再炎上するケースがあるが、あれは「謝るべきでない場面では謝ってはならない」とする著者のような立場に基づいて企業が対応してるのだなぁと改めて認識した。マスコミに取り上げられない程度のSNS限定の炎上は企業にとっては大した痛手にならず、無視するほうが吉という場合もあるのだろう。

0
2022年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ソーシャルメディアにより1億総メディアとなった今、消費者と生産者の情報の非対称性は改善されつつある。
一方、それは誰もが批判される対象になったことも意味し、最大規模の炎上にはマスコミも噛んでいる。
もちろん、個人の過失として、個々人の正義感を振りかざし、社会的正義を見失っていることも忘れてはいけない
こうした状況を踏まえ、若年層には学校教育においてソーシャルメディアや表現を学び、マスコミも報道の仕方や表現のあり方を改善する必要がある。

0
2021年08月22日

Posted by ブクログ

ネット社会の研究を主として行う著者が数々の調査のデータや事例、自身の知見をもとに昨今ネット社会の話題となっている炎上とクチコミについての見解を書いた一冊。

本書を読んで数多くのデータから炎上についての認識を改めることができました。
また、事例から炎上の正負の側面を客観的に捉えることができ、極端な意見が目立ちやすいということも知ることができました。
また、炎上対策マニュアルとして企業などがどのように炎上に対してネットやSNS上で行動すべきかも書かれており、非常に参考になりました。
炎上が起こった際には真摯に向き合うことや逃げないことが早期に鎮火させるためには大事なことということは印象に残りました。

そんな本書の中でも実名制にしてもそんなに変わらないことや炎上参加者が社会的な地位もある人が多いことは驚きました。

発信側が正しい知識を持って対応することや複数人でアカウントの管理を行うことなどが大事であると感じました。
また受け手も萎縮せずにもう少し中庸的な意見を発信することも大事であるとも感じました。
ネットが本格的に普及して約10年ほど経ちお互いがいいバランスでうまくネットと付き合っていくためのターニングポイントにきていると感じ、ネットを通して歪んでしまった本来人間社会で基調とすべき道徳を見直すことや他者を尊重するということを改めて社会が向き合わないといけないということを読んで考えさせられた一冊でした。

0
2018年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

炎上もクチコミも、科学的に見れば「情報拡散」という同じ現象の表と裏である。
という表紙裏のフレーズで始まります。

ショッピングサイトのレビュー、口コミサイト、SNSで誰もが情報発信できるようになったこの時代。情報は真偽や時間が入り乱れ、統制がとられないまま無限に発信されています。

この本を読んでなるほどと感じたのは、レビューやクチコミの情報は良い悪いの両極端に偏りやすいということ。
確かに、「あ、これいいな!」と思ったとき、もしくは、「これは駄目だなあ」と感じたとき、レビュー・クチコミを書きたくなる。良いものはおすすめしたいし、悪いものは注意喚起したい。そんな思いなのだが、そうなると確かに極端なレビュークチコミがあふれることになる。

情報の受け取る場合に、そのあたりは割り引いて見る必要があるというのこと。

便利な世の中にはなったが、情報に振り回されないことも大事ですね。

0
2018年07月15日

Posted by ブクログ

タイトルに魅かれて読んでみた。経済学と書かれているが要は過去に企業絡みで発生した炎上内容を考察して紹介されている。結局のところ、センシティブな内容には触れない方がいいよとまとめている感がある。あとは複数人での確認の上での情報発信の重要性、個人の主観が企業全体の考え方と捉えられてしまう。SNSの怖さを教えられる。

0
2021年01月02日

「IT・コンピュータ」ランキング