あらすじ
社長は代替可能、空気を読まずに人事評価、脳の働きをすべて再現、AIを使いこなせない弁護士は失格――。自動運転やロボット、工場の生産など、いたるところで人工知能(AI)が活躍し始めています。2045年にはAIが人知を超えるシンギュラリティー(特異点)を迎えます。私たちはAIとどのように共存していけるかを考えなければならない時期に来ています。AIやロボットによって、人間の仕事の半分が代替される――。こんな予測を聞くと私たちは不安になります。本当にそうなのでしょうか。本書は、脅威を感じながらも、AIを受け入れ、AIに学び、共存への道を探ろうとしている人たちの姿を描きます。AIとの向き合い方から、人間の弱さや可能性の大きさが見えてきます。日経新聞の大型連載「AIと世界」を改題し書籍化。
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Posted by ブクログ
【読後感想】#愛はそこにあるのか AIが私たちの生活にすでに溶け込んでいる。ホンの数十年前は、SFだと、笑われてきた話だけど、すでに様々な分野(商業、医療、介護、芸術、軍事etc)で活用されている。ただし、現時点のAIは、あくまで人間の知的活動を再現、拡張できるプログラムに過ぎない。いかにうまく付き合うか、個人レベルから世界レベルまで今後考えていかないといけない問題だと感じます。とりあえず、仕事はAIにやってもらってカウチポテト族になりたい。
Posted by ブクログ
AIは神となるのか悪魔となるのか
今の時点ではまだわからないですよね。
AIが人間の仕事を奪うのか否か
ハッキリする前にAIを活用できない人材は不要となる日が来るのかもしれません。
例えば今や常識のgoogle検索でもうまく出来る人とできない人の差はいまも歴然とあります。
そういう意味でAIが使いこなせるかは仕事ができるかどうかの分水嶺になるのでしょう。
シンギュラリティがいつ来るのか2045年なのかもっと早いのか。
もう待った無しなんやと思います。
Posted by ブクログ
良くも悪くもドキュメンタリー番組を見ているような印象。
◇良い点
AIがどのように使われているかなどを知りたい場合は便利。実際の企業や研究者などのリアルな声が記載されているので、AIについて知りたいが技術書みたいなものは無理…という人や、興味を持った際にとりあえずの最初の一歩としてはよさそう。
少なくとも、超初心者の自分にとっては学び始める前のモチベーション維持に役立ったし、なんというか憧れというかワクワクした気持ちになった。
◇イマイチな点
ドキュメンタリー番組のように、全体的にサラッと読めるぶん、何かを学べたか…というと微妙。
また、取材形式によるものなのか、編集の都合なのか内容の重複がある。これもCM明けにCM前の内容を反復するドキュメンタリー番組のように思えた一因。
また、である調ですます調が統一されていないのが気になった。
Posted by ブクログ
※以前に読んだ本の登録
ざっくりメモ
AIによって色々なことがビジネスに生かされている。2045年にシンギュラリティが起こると言われているが、今すでにAIによって世の中のビジネスが変わり、それによって人々の生活が変わっていること、そのことに注意しなくてはならない。この時代を生きるために何をしなくては行けないか、危機感とスピード感を持たなければならない。
AIの事例として参考になる本。
Posted by ブクログ
元々コラム的な内容を集めているので1個ずつのトピックに基づいて見られます。
AIについて深く論じられているわけではありませんが、現在の技術の進捗、AIを使用したサービスがどんなものがあるのか?そして、それらに携わる専門家のAIに対する危惧感などを端的に学べます。
Posted by ブクログ
AIに関わっている人たちの考えを知りたい人におすすめ
【概要】
●世界中のAIに関わる人たちの考え
●AIと共存する道を探ろうとする人たちの姿
【感想】
●AIを受け入れて共存することの重要性が伝わってくる。
●AIの進化に対応し、人間も変わっていく必要があることが理解できた。
Posted by ブクログ
特に著者がいて考察を書いた本ではなく、日経記者がそれぞれAIに関する取材をした記事を再編集した本。
だから内容こそ細切れではあるが、それぞれ最先端の識者が登場し、AIに対する意見を述べているのは、AI全体を俯瞰する意味では読みやすい。
ポジティブ意見もあれば、裏返すようなネガティブ意見もあったり。
技術がここまで進化している、という話もあれば、技術的な限界がここにきている、という話もある。
そういう意味で、AIの最新トレンドを色眼鏡無しで見ることが出来る。
サクッと読める本なので「なるほどねぇ」程度の理解でいいと思う。
法改正も含めて、AIの扱いについてはまだまだ課題が多い。
やはり、自分がどのスタンスに行くのか?
真剣に考える必要がある。
テクノロジーに翻弄される側にいるのか?
テクノロジーを使いこなす側に行くのか?
課題は尽きない。
(2018/6/15)
Posted by ブクログ
★3.5(3.12) 2018年6月発行。AIについて日経新聞の取材班が最近の動きを纏めたもの。さすが文系の記者がまとめただけあって、非常に分り易いが、中身は表面的。シンギュラリティを迎える2045年には、社会がどのようになっているかを、今の動きから考えるが、それにしても日本の動きは遅く、かつAIに関する教育意識もかなり低い。このままでは再先端をいくアメリカ、中国に日本が追い付けならないか懸念される。それにしても、イランが理系大国とは意外だった。これからはAIを駆使できる若者が社会をリードしていくのかも。
Posted by ブクログ
レイ・カーツワイル博士のシンギュラリティ2045をテーマにした本。実際に人間を超えるのか超えないのか、メリットがあるのかないのか、さまざまな意見があるようだ。結局は使う側である人間次第ということだろう。悪用する天才的な人物が現れてしまったら怖いことになる。