あらすじ
兵庫県芦屋市。夜から朝まで営業の定食屋「ばんめし屋」で働く元俳優の海里は、後輩の役者、李英に頼まれて芝居の読み合わせに付き合うことに。ところが練習場所に「名も無き役者の幽霊」が現れて……!?
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Posted by ブクログ
これは夜中に読んではいけなかった…ピザトースト食べたい…
今回はなりゆきで舞台に立たざるを得なくなった海里にドキドキし、自分が芸能界を追われる切っ掛け・元凶に出逢ってしまったにも関わらず声を荒げる事なく冷静に対処出来た事にホッとし、海里の成長を見守る回でした。
夏神さんの出番少なかったの悲しいですが…
いつか舞台に立つ海里を夏神さんに見て貰えると良いね。
Posted by ブクログ
海里の芸能界復帰への道筋の体裁が整ってきました。
偽スキャンダルで自分を陥れた女優との再会。恨み止まない海里だけど、冷静に対応できたのは立派でした。
でも許す必要はありません。罪は罪。一人の若者の将来をぶち壊し、その家族にも影響を与えた罪は大きいのです。一生悩み悔いて行く、それが懺悔というものです。
海里の女優への対応にスッキリしました。
そして海里自身もその周囲も、彼が夢に向かうことで変化する日常に覚悟を持ちつつあるような気がします。
夏神と一憲が静かに見守る一方で、ロイドの積極性のバランスも良いな。
Posted by ブクログ
最後の晩ごはんシリーズ、第10弾。
初心に戻ってみると、この物語は、主人公・五十嵐海里の成長物語なのだった。
記念すべき10冊目は、お客さんはやや控えめで、がっつり海里のお話でした。
読者としても、海里が定食屋の仕事に熱心に取り組む中、ときどき顔を出す、演じることへの未練がとても気になっていました。
座敷で向かい合って座り、「で、そこんとこどうなの?!」と問いただしたい気分だったというか…
今回は、彼からの答えが聞けた気がします。
中間報告だけどね。
ちょっとまとめっぽくて、終わってしまうのかと心配もしましたが、まだまだこれからですね!
芝居の話が真剣すぎて一気に読んでしまい、気がつくと、ご飯食べていなかったなあ~な気分。
それを察してか、“巻末付録”なる章があり、夏神さん、ロイドと3人でワイワイとスイーツを作るエピソードが楽しかったです。
個人的な好みですけど、一憲さんて、やっぱり素敵な人だなあ。
それはそうと、仁木さん、今回は何のために来たんだろう…