あらすじ
たかがランチに3500円!? でもママ友の集まりには行ったほうがいいよね……。生協の配達員に恋する恵子。離婚を隠すシングルマザーの秋穂。スピリチュアルに傾倒する千鶴。若手俳優のおっかけにのめりこむ綾子。娘の受験に悩む由美。この街で、このタイミングで、子どもを産まなければ出会わなかった五人の女たち。幼稚園バスの送迎場所から「ママ友」たちの人生は交錯していく──。(解説:榎本正樹)
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Posted by ブクログ
友人とのランチは本来楽しいもののはずだけれど、表面的友人に誘われて参加するランチは微妙。子どもを同じ幼稚園に通わせるママ友同士だといっても、生活のレベルはさまざま。性格的にもここで会わなければ友人になっていたとは思えない人とも付き合いを強いられる辛さ。吐露される5人のママたちの心の内は、人の幸福よりも不幸のほうが面白いということを見せつけられているよう。
必然に迫られて始まった人間関係が真の友人関係に変化することもあるとは思いますが、ここに出てくるママでやっぱり友達になるのは無理だと思う人もいますねぇ。ドロドロ度は割と低く、結局は綺麗に収まります。読み終わったときに「良かった」と言える人は性格良し、「あ、そう」とちょっぴりしらけた私は性格悪い。すみません。(^^;