あらすじ
あなたはこの会社を救えるか!?
緊急の仕事を放りだしてベテラン社長が消えた。あなたが対応しなければ、もはや会社は存続できない――。
経営思考をフル稼働させて「社長の20の難題」を解決せよ!
一流企業の管理職登用試験に採用されるなど、注目されているビジネス脳開発ツール「インバスケット」の世界へようこそ。
1時間で「これからの働き方」を180度激変させる究極のインバスケット体験!!
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Posted by ブクログ
(諸事情で)社長募集の求人に応募した主人公と他3人が、試験を兼ねて社長の実務20問に挑戦していく、というストーリー。
各問題は企業情報の資料を元にしながら、手元に届いたメモやメールをどのように対応するか、という形式。
4人の登場人物の回答例もあるので4択として読み進めることも出来ます。が、それらを見ずに自力で解くことで、自分の考えと彼らの考えを照らし合わせることができます。
突っ込んだ専門知識ではなく、どの企業でも起きうるケース問題が多いです。見えにくい社長の仕事の一部を垣間見るのにオススメ。
Posted by ブクログ
この会社があって良かったと思われない会社は続かない!というフレーズに身が引き締まる思いがする。わが社はどれだけの人にそう思われているのだろうか?
この本は、そんな基本的なことも考えてさせてくれる一冊だった!
Posted by ブクログ
本書は、読者が「社長」になりかわって登場人物とともに「経営の20の難問」の答えを考えていくという形式になっている画期的な内容になっております。『社長』という仕事の大変さとやりがいを思って読みました。
献本御礼。
本書はストーリー仕立てで綴られる『インバスケット・トレーニング』という筆者の紹介するメソッドのテキストであります。ここには社長と従業員の『立場』の違いに始まり、社長という仕事の『やりがい』としんどさということが、前書きから記されてあって、引き込まれるように読んでいきました。
これは登場人物と一緒に20の案件から自分の判断を仮定して読んでいくのが理想でありますが、正直な話、半分ほどしか、出来ませんでした。自分自身も、『社長』といわれる人間を間近で見ることが出来て、ここに書かれてあることを読んでいくと、『あぁ、こういうことを考えていたのか』という一端は判ったような気がします。
ここでは架空の話ではありますが、社長候補の求人、から『株式会社りんご飴』という会社の経営を立て直すために主人公の西沢雄二をはじめとする4人の人間が集まり、しかし、面接担当者の社長は姿を見せず、代わりにコンサルタントの野村から、実際に社長のところに挙がっている20の案件をケーススタディとして実際に解決案を4人で出して、徹底的に討論するというものでその展開は凄く新鮮でありました。その内容はというと、
◎売上レポートの数字のウラをどう読むか?
◎業務提携の提案についてどう考えるか?
◎突如辞表をもってきた有力社員にどう対応するか?
◎新商品をどう考えて決済するか?
◎目前に迫った資金ショートをどう切り抜けるか?
◎会議をどう活性化させるか?
といったもので、実際に会社を経営されている方には『こういうことは日常茶飯事だな』とうなづけるものでありました。登場人物のうち、銀行マンの桑原と公務員の蜂須賀の人物像にはあまり深く関心は持てませんでしたが、ガテン系の会社を経営していたという大友という男の言動を読んでいると『あぁ、確かにこういう人はいるなぁ』ということを読みながら考えておりました。
しかし、現在の会社経営をする上で、こんなにもカタカナ用語が多いことには少なからず驚きを隠せませんでした…。それは些事ですが、『会社の企業文化は社長が作る』や『悪い報告こそ社長に上がってくるようにする』『会社の存在意義とは?』という、まさに従業員の立場から業務を日々こなしているとまず考えないようなことが次から次へと上がってきて、これが実際の業務では最後は社長が『一人で』決断を下し、それが場合によっては自分はおろか、従業員すらも路頭に迷わせるのだ、という厳然たる事実を改めて思い知らされた気がいたしました。
面接の最後のほうで、カタストロフィーがあるのですが、具体的なことはここでは差し控えるとして、『会社を愛する情熱』や『作っている製品、もしくはサービスへの自信』そういったものを再確認するという展開には会社はただの『金儲けの道具』ではなく『社会のためにいったい何が出来るか?』という理念がないと人はついてこないし、存続も出来ないのだな、ということをこの本から教わったような気がいたしました。これは特に将来社長になりたいと思うビジネスマンには、ぜひ読んでいただきたいなと思うような本のひとつであると思います。
Posted by ブクログ
経営思考を身に付けるインバスケット・トレーニング。
自分が社長の視点になれるように書かれている本で、非常に分かりやすく面白かった。
経営者の視点を身につけたい人は、読んでみると面白いのではないかと思った。
社長って大変なんだなぁ、自分とは違う視点で物事を捉えてるんだなぁと感じた。
Posted by ブクログ
社長模擬体験インバスケット研修を全社教育出来た実施するに向けて、読みました。
色々な考え方方があるから、実際の研修ではどんな回答が上がるか楽しみです。
Posted by ブクログ
ストーリーつきインバスケット入門書。はじめの一冊にはこのくらい簡単めなものの方がよかろうという印象。決断力に自信のない方にも参考になりそう。
たぶん関連書籍を探すともっとサラリーマンのテストに則したものもあるんだろうけども、あくまで最初の一個としてよいだろうという程度。これをきっかけに学びを深められればよいであろう。
Posted by ブクログ
会社を経営するとはどういうことか?経営は三者三様だ。
しかしながら、どんな経営者だろうが最終的な、最大の目標は生き残ること。
理念や理想も無くなってしまったら、どうにもならない。
この本では指定した時間で、20の経営者として降りかかりそうな問題を解いていく形式となっている。
もちろん正解が無いが、問題の捉え方、人によって考え方が違うという勉強になったと思う。
Posted by ブクログ
経営者視点を身につけるのに、経営の本を読むだけではなく、こういう考え方もあったのか。ロールプレイとして社長の視点に立ってみると、自分には判断の軸も、自信もないことがよく分かった。これは勉強になるな。別に社長にならんでも、普段の仕事の優先度判断にも役立つぞ、これ。
Posted by ブクログ
著者は、㈱インバスケット研究所代表取締役、インバスケット・コンサルタント。日本で唯一のインバスケット・コンサルタントして活躍中。
著書に「ビジネスの思考プロセスを劇的に変える!インバスケット・トレーニング」「決断力と行動力が覚醒するインバスケット集中講義」等がある。
インバスケットとは、本来、管理職などの職務遂行能力を測定するツールである。
本書では経営にまつわるインバスケット問題の答えを検討し、自分の考えと解説とを読み比べることで、経営視点から全体を見て仕事を捉えられる「経営思考」を身につけることを目的としている。
主人公の一人となり、老舗飴メーカーの社長となり20の問題について解答するというインバスケットを通じて社長業を疑似体験することで話は展開していく。
構成は以下の3章から成る。
①経営者の「仕事の中身」
②社長の仕事をやってください
③戦略的に発想し、判断する
インバスケット・トレーニングでおもしろいところは、実際に当事者の立場に立って問題をクリアしていくことである。そしてその問題も演じる人によって同じ問題であっても考え方や行動が変わる点が興味深い。
社長の立場、部長の立場、リーダーの立場。長い目で見た目的は同じであるものの、行動レベルでは微妙に変わったり、その立場の都合を考慮した指示や行動を行なっていくのではないかと思う。
本書での疑似体験できる役割は社長業。それも一筋縄ではいかない経営環境下におかれている。舞い込んでくる問題もそれこそ大なり小なり難問も多い。
決まった時間で導き出さないといけないスリルと臨場感を本において体験できるのはなかなかない。
じっくりというよりはスピード感を感じながら一気に読み終えたい一冊である。
Posted by ブクログ
インバスケット研究所の島原さんの著書。
インバスケット問題集ではなく、ストーリ仕立ての物語となっていて、その中でインバスケットや社長としての心構えを学ぶことができる本となっています。
もしどらのインバスケット版?みたいな感じです。
もしどら同様、ちょっと泣けるシーンもあります(笑)
ストーリーとしては、社長候補の求人に応募してきた4人が入社テスト?として20の会社案件を片付ける話です。
4人それぞれの個性がでる解決策を提示しており、4人が議論する形で物語りは進んでいきます。それぞれの案件で社長としてのとる行動はどれがベターなのかというところをコンサルタントが回答してくれるのもスッキリ。
単純にインバスケットスキルをあげるということではなく、社長としてその企業をどうしたいのか、考えの根幹は何か?といったところまで語られており、最後の泣きのシーンまで、しっかり物語としても仕上がっていると思います。
ということで、すらすらと、あっという間に読むことができますが、意外に奥深い物語となっています。
お勧め!!
Posted by ブクログ
この本は基本的に物語として話が進みますが主人公に与えられる経営にに関する問題を読者も一緒に考えながら読み進めるというスタイルの本です。
問題として登場している例は、基本的なことだと思うのでこの本を読んで即、ビジネススキルがつくという類の本では無いと思います。
しかしながら、経営者が意識しておかないといけないことをしっかりと抑えていると思います。
物語のエンディングが非常に感動的で、ボロボロと泣いてしまいました。
Posted by ブクログ
ロールプレイング方式で社長の立場や判断を理解する本。
このアイデアはなかなか面白かった。
擬似的にも社長になり、自分だったらと判断していくアイデアはなかなかいい。
結構、いい点数もらえる回答率だった。
社長になれるかな?
Posted by ブクログ
経営者としての思考をインバスケットという、ロールプレイングのような手法で鍛えていく本。
20の課題に対し、4人の登場人物の意見を見ながら、自分なりの意見とを構築できる。
Posted by ブクログ
みなさん、社長がどんな仕事をしているかご存知ですか?
具体的な仕事はなかなか知り得ませんよね。そんな社長職を知ることができる上、問題解決の練習となるインバスケット問題集。
Posted by ブクログ
面白かったですね。この本は経営者のインバスケット・トレーニングを物語仕立てで構成されています。インバスケットとは昇進試験などで行われる案件処理演習のことを言います。今回の場合だと、社長業務に発生する案件を実際に自分が社長になったと思って考え、その際どのような意思決定をするかで、誰が最もその企業の経営者に向いているかを判断する基準となるものです。経営者の本はいくつか読んだ事はありますが、どちらかといえば自己啓発系のものが多いので、実際の業務に対してどのような意思決定をしていくべきなのかというものが何となく実感出来て興味深かったです。中でも、不良商品が出回ってしまった時や資金繰りに躓いてしまった時といったトラブル処理において、瞬時の判断を下さなければならないというのは非常に責任重大です。リスクを過小評価するのではなく、最悪の場合を想定しつつ損失を最小限に食い止める判断をしなければならないというのはとても難しいものですね。実際にその立場になってみないと分からない事は多々あるとは思いますが、後々そういったポジションに就きたいと考えている方にはこういった訓練も必要なんでしょうね。読みやすい内容でした。
Posted by ブクログ
インバスケットをロールプレー的に表現してくれているので分かりやすいし、面白い。あとちゃんとエンディングまでしっかりストーリーを用意している工夫も良かった。
色んなキャラを持つ人々も出てくるので、頭にイメージが湧いてくるのもグッド。
Posted by ブクログ
僕は現在働いている医療機器メーカーで、ある業務に関し社長補佐のような役割を与えて頂いている。
しかし、自分達が補佐する社長の仕事・悩み・思い等、現状何も知らない中で、本当に社長を補佐できるかと考えると、それは難しいと最近特に感じる。
それで、社長業の理解を少しでも深められそうだったので、平積みされていたこの本を読む事にした。
本来は、社長業に興味がある人が読む本みたい。
本書はストーリー仕立てになっているが、その中で「インバスケット」と呼ばれる手法を用いて実習を行なう。
社長が日々直面するであろう種の案件が20件程与えられ、読者はその質問すべてを、先ず60分以内に解いてみる様推奨される。
その後、ページを読み進めると、その案件それぞれに対する原則、考え方の様な物が、ストーリーが展開する中で示される訳である。
もちろん、経営に正解が無いと言われる様、各案件の解決策にも正解は明記されていない。
本書を読み終わり、何か心の中がすっきりとした部分がある。
感極まってしまった部分もあった。
その中で、少しでも社長の日々の仕事・悩み・思い等を推測する事ができたと思う。(実際はその何百分の一もわからないのかもしれないが)
しかし、たとえ何百分の一だったとしても、他の人は知らないし知ろうともしていない訳で、それを何となくでも少しでも知っているのと、興味も無く全く知らないのとでは、僕らの補佐する結果に雲泥の差がある気がする。
そんな思いで仕事をしている人にはお勧めできると思う。
Posted by ブクログ
このシリーズは何冊か読んだが、みじかにあることがまるで見ているかのごとく書いてある。
既に何らかの形で社長という仕事を知っている人もそうでない人も読んでみて面白いと思う。
やはり、実践形式のほうが頭にすんなり入ってくる。
Posted by ブクログ
顧客満足を満たすためには、どのような顧客のニーズを満たそうとしているのかを明確にする
すべての決断において目的と目標を意識する
あわよくば社長になりたい程度の考えでいては、絶対に社長になることはない
Posted by ブクログ
20個程のケーススタディにより、社長に必要な経営思考について読者自身で考えることができる。
そして、ケーススタディは、社員の結婚報告や、寄付を取りやめについて、など様々なものが用意されている。
部下の報告や経営に関わる数値などのどこに注意すべきなのか、どの観点から考えるべきなのかが学べる本。
Posted by ブクログ
業績が悪化して、社長を公募する会社の面談に訪れた4人の男たち。突然行方をくらました社長に成り代わり、山積みになった案件を解決するために、それぞれ意見を出して議論します。読者は彼らと一緒になって、解決策を考えながら読み進むという趣向になっています。架空の人物になりきって、制限された時間の中で、提示された多くの案件を、正しく処理することを目的としたバーチャル・ビジネス・ゲームを〝インバスケット〟というそうですが、本書はその〝インバスケット思考シリーズ〟の中の1冊です。すでに経営に携わっている人や、長年管理職を務めている人には、物足りないかもしれませんが、なかなか面白い読みものでした。ちなみにインバスケットのもとは、1950年代にアメリカ空軍の訓練結果測定のために開発されたもので、それが後に企業や官公庁の教育・研修ツールとして使われるようになったのだそうです。
Posted by ブクログ
大よそ予想された通りの結末、キャラに特徴がありすぎて先が予想できるため読み進めるのが面倒になったという点で、前回読んだケーキ屋の話の方が楽しめた。
感動的なシチュエーションに及第点というところでしょうか。
Posted by ブクログ
かなり構えてインバスケットの回答を考えたが、登場人物をのキャラ立ちを優先しすぎたためか、そこから先の問答レベルが低くなってしまった点が残念だった。ただ、それであっても普段伺い知ることができない社長の立場、考え方について、一定の理解ができたという部分で、読んだ目的は達成できた。
Posted by ブクログ
タイトルとインバスケットという言葉にひかれて購入。内容についてはなるほどと思うこともあったが、経営の勉強をしていれば当然知っているようなことが多かった印象。「この本でなければ学べない!」ということは特別無かったように思う。経営の知識があまりないような普通のサラリーマンにとっては読んでみるとおもしろいかもしれない。