【感想・ネタバレ】シナン(上)のレビュー

あらすじ

これは、山ではないか。
シナンは、その巨大な石の建造物の前で、そう思った。
この積みあげられた石の量感は、まさしく山であった。その山の量感が、そこに立った瞬間、シナンに襲いかかってきたのである。
山を、人間が作ることができるのか。
シナンは、感嘆の声を心の中で洩らしている。

一六世紀、壮麗王スレイマン大帝のもとで繁栄を誇るオスマントルコ帝国に、工兵から宮廷建築家へと昇りつめた男がいた……。「石の巨人」と呼ばれ、史上最大のモスクに挑んだ天才建築家シナンの生涯を描く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

トルコの歴史が大変わかりやすく提示されており、それだけでもトルコに疎い私にとっては有難い本でした。
天才建築家が神の家を作ろうとしたとき、キリスト教とどのように異なるアプローチで迫るのかも大変判りやすかった。考えてみるとイスラムでは偶像の禁止や、それに伴う模写表現の禁止があるわけで、そうなると装飾が幾何学模様や数字になるのは当たり前ですよね。
この本のように、トルコ・イスラム側からの視点の本はもっと日本で増えてもいいのではないかと思います。

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2013年06月13日

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