【感想・ネタバレ】世界を変えた50人の女性科学者たちのレビュー

あらすじ

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科学・技術・工学・数学(STEM)の分野で、世界を変えるような輝かしい偉業を成し遂げながら、歴史の陰に隠れがちだった女性科学者50人にスポットをあて、その驚くべき業績やバイタリティあふれる人生をチャーミングなイラストとともに紹介します。差別や競争にさらされながらも、情熱のままに研究を続けたヒロインたちの姿は、若きリケジョのみならず、壁に立ち向かいひたむきに夢を追うすべての人の背中を押してくれます。

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Posted by ブクログ

「世界を変えた」50人の女性科学者。そのチョイスから、イラストレーション、ライティングまで、著者がひとりで行なっている。絵になる個性的な50人だ。
レイチェル・カーソン、ジェイン・グドール、マリー・キューリーといった有名どころのみならず、パトリシア・バス、リータ・レーヴィ=モンタルチーニ、イーディス・クラーク、リリアン・ギルブレス……といった日本ではあまり知られていない女性たちも紹介されている。雲仙普賢岳の噴火の火砕流に呑み込まれて亡くなったフランスの火山学者、カティア・クラフトも、この50人に入っている。
見開き2ページにひとりの科学者。左ページには、彼女を示すキャッチフレーズを配し、右ページには、世界をどう変えたかという簡潔な紹介文とトリビア。よく出来ている。

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2025年05月04日

Posted by ブクログ

娘2人が偉人にはまってます
歴史上の人物って日本だと男性ばかり、、

女性医師の未来を切り拓いたエリザベス•ブラックウェル
主婦の苦労を科学的に解決したリリアン•ギルブレス
環境運動を推し進めたレイチェル•カーソン

みんな娘たちの希望の光

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2022年08月16日

Posted by ブクログ

これまで今年読んだ本の中で1番こころが踊った本。
もし子どもの頃にこの本に出会っていたら、私は理系を志していたかもしれない。
この本に出てくる女性達は、環境が整っていなくても、周りから差別されても、強い意志を持って切り拓く勇気がある。
環境を言い訳にせず、前に進みたくなる1冊だ。

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2020年05月02日

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50人のうち、2-3人しか知らなかった。世界を変える貢献をしても、女性というだけ知られなかった人がいることを知ることは、少なくとも女の子の父親ならば、男でも知っておくべきと思う。

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2019年05月06日

Posted by ブクログ

別に科学分野に明るくなくとも、女性(特に女の子)をエンパワーしてくれる本。科学者、というだけあって取り上げられている人には近現代の人が多い。それ以前の時代にも女性科学者はいたと思うが、更級日記の”菅原孝標女”のように、才があっても名前が残らなかったのかもしれない。

各科学者の略歴を読むと、とにかく『女子は正規の教育を受けられなかったので…』とか『功績を横取りされ…』とか『女性は正規職員になれず…』のワードが頻出し、悲しくなる。『キャプテンマーベル』の映画で、周囲がダンバースの心を折ろうとしてくるのと同じだ。その逆境下で、彼女らの凄まじい努力や冒険心によってまた凄まじい成果を得ていることに素直に励まされる。

特に核酸の結晶構造解析で実質的に二重らせん構造を明らかにしていたロザリンド・フランクリンの業績は今すぐに生物の教科書に乗せるべきと感じた。ワトソンやクリックは細文字にしてよいから、フランクリンの名前は太文字で記してほしい。

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2019年04月24日

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世界を変えた50人の女性科学者たち。レイチェル・イグノトフスキー先生の著書。世界には社会を変えるような素晴らしい研究成果を上げてきた女性科学者、女性研究者がたくさんいる。女性差別や女性蔑視といった障害を乗り越えながら、優れた研究成果を上げるなんて本当に大変なこと。女性活躍後進国の日本でも優れた女性科学者、女性研究者がもっと増えるように社会全体として支援する必要があります。

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2018年12月28日

Posted by ブクログ

物理や化学、技術、工学、数学など科学の分野で目覚ましい実績をあげた、女性50人をおしゃれなイラストともに紹介されたビジュアルブック。

なんといってもインパクト大の装丁が目をひく。
内容もインパクト大で、知らなかったこと、知るべきことがたくさん込められている。

史上初のプログラミング言語COBOLを生み出したプログラミングの母グレース・ホーッパ―。コンピューターに「話しかける」という発想がいかにも女性らしい。彼女は「最も有害な決まり文句は『われわれはいつもこのやりかたでやってきた』のです」と常に世界に呼びかけていた。

DNAの二重らせんの発見者は、ロザリント・ルランクリンだったこと、彼女のデータを盗み見たワトソンがノーベル賞を受賞したことなど。

その時代にかき消されてしまった彼女たちの偉業に経緯を評し、その魂は永遠に継承されていくことを願ってやまない。

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2018年12月16日

Posted by ブクログ

うーん、決して悪くは無いのだが、そもそも印刷が反射で非常に読みにくいのと、とても子ども向け過ぎる印象。
イラストよりもっとワクワクする情報を増やして欲しいとは思った。
入口としては良い、とは思う。

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2025年03月27日

Posted by ブクログ

女性科学者が見開き1ページにまとめられていて、左半分はイラストで、右半分は簡単なまとめが書いてある。1人の人生をこの分量でまとめてあり読みやすいが、物足りなさを感じるので、より詳しく知りたい人ように参考文献をつけてくれると良いと思う。しかし、歴史に隠れた優秀な女性科学者に目を向けることができる良本。

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2024年05月27日

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彼女たちのすぐそばで、その才能と努力を認めていた人たちはもちろん心強い味方だっただろうが、社会的にそれが認められていたらもっと色んなことが進んでいたのかもしれない。
彼女たちの功績が生前にもっと認められていたら、それにどれだけ励まされただろう。認められている、と自覚できることがどれだけ自分のやっていることに自信を与えてくれただろう。

人に対する評価というものが、いかに正確に迅速にくだされるか、そんなことを考えたりもした。

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2023年08月28日

Posted by ブクログ

世界初のコンピュータ・プログラマー「エイダ・ラヴレス」に興味を持ってWikipediaを読んでいたら、参考文献に載ってたのが本書でした。
50人の女性科学者についてイラスト付きの見開き2ページで説明していくというスタイルの本。
正直なところ惹かれる文章ではなかったので、こういう人たちがいるんだなーといった雑な感想を抱いたくらい。COBOLを作ったのがグレース・ホッパーさんという女性の方だったのが、興味深いと思った。まさか、日本でここまで忌み嫌われることになるとは思ってなかっただろうな。。
あとアメリカ人が書いた本だからかも知れないけど、日本人が1人も出てこないのが寂しい。

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2022年04月14日

Posted by ブクログ

映画「ドリーム」に感銘を受けて喜んでいた頃、夫が買ってくれた本、だったかな。私と、やがて産まれる娘のために。
元々伝記を読むのが好きだったけど、それはそれはエクストリームなゴリッゴリのバリッバリのバリキャリ達が数々登場して、勇気が出る。私の困難はまだまだ大したものではないし、私の苦しみは取るに足らないものだし、それでいて、成した事はまだ少ない。もっとやるべきだという気に、させてくれる。
この本の年表を見ていて思ったけど、女性を取り巻く問題は社会的な問題でありながら、女性への評価は寧ろ社会科学界より自然科学界で先に認められてきたのだなと思う。それはまあ、考えてみれば、ラジウムを発見した人に「発見してない」と言い放つことは難しいので、当然そうなるといえばそうなんだけども。
ただ、逆を言えば、余程尋常でない貢献を分かりやすく掲げてこなければ、不利な状況を打開してこれないものだなとも思う。そして、自然科学界の女性の貢献が、女性全体の地位向上に多大なる寄与をしてきたのだらうとも思う。有難い。

物知りな人、北米文化圏の人だと常識な人物ばかりなのかもしれないけど、自分程度の人間だと、知らない人物が多かったので、周りへの薦めやすさという意味で星を一つ留保したけど、方向性と、内容はとても良い本。
無理強いしたくないので、娘に強く勧めることはしないかもしれないけど、いつか自然と手に取ってくれると良いな。

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2020年01月15日

Posted by ブクログ

歴史の陰に科学あり。その科学の陰に女性科学者あり。
本書は偉大な功績を残しつつ、あまり注目を浴びてこなかった50人の女性科学者にスポットライトを当てる。

著者のレイチェル・イグノトフスキーはイラストレーター。教育や科学リテラシーに深い関心を持ち、わかりやすいイラストで情報を伝えようと試みている。本書は、米国でビジュアルブックとして出版されて20万部を突破、世界19カ国で翻訳されたという注目の1冊である。

50人の女性科学者の業績を、彼女たちの似顔絵と略歴、印象的なエピソードやひとことで綴る。
目次をざっと見ても、知らない人物が多いことに驚く。
古代の天文学者・数学者ヒュパティア、化石コレクターのメアリー・アニング、ラジウムのマリー・キュリー、『沈黙の春』のレイチェル・カーソン、『二重らせん』のワトソン・クリックの陰に隠れたロザリンド・フランクリン、霊長類研究のジェーン・グドールなど、比較的有名な人物も取り上げられていることはいるが、大半は知らない名前がならぶ。
だが業績を見ると綺羅星のごとくである。
科学・技術・工学・数学(STEM)の分野で活躍した50人。理論物理学者、細胞遺伝学者、コンピュータ科学者、神経科医、薬理学者、プログラマー、宇宙飛行士。
人物によっては著者の筆がいささか前のめりに感じられ、実際には評価の分かれそうな例もある。とはいえ、いずれも後世に与えた影響の大きい、マイルストーン的な成果を残した人たちである。この本をきっかけに名前を知り、より深く調べる端緒となればそれもまたよしということだろう。

驚くのは、時代によっては、そもそも女性が学ぶこと自体が困難で、男子学生と机を並べることも許されなかった場合があることである。さらには女性であることに加え、ユダヤ人として迫害されていたり、貧困に苦しんでいたり、マイノリティとして抑圧されていたりした人物が少なくない。
障害や障壁を乗り越え、彼女たちを先へと進めたのは、「知りたい」という欲求だったのだ。
映画女優である上に発明家であるとか、植物学者で女性参政権活動家であるとか、業績が多岐にわたる人物も多い。そのバイタリティに勇気づけられる人もいるだろう。

イラストはポップだが、細密で、背景を相当調べて描き込んでいることが感じられる。
作りからして、「女の子」向けではあるのだろうが、高い壁に負けずに「その先」を目指すさまざまな人に元気を与えてくれる1冊だろう。

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2018年08月08日

Posted by ブクログ

今は私たちが日常で使っているものも昔は無くて、女性の研究者がものすごく頑張っているのだなと感じた。今ある製品を改良して、今後もっとより良いものにできればいいなと思った。

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2019年08月25日

Posted by ブクログ

まず、挿絵が素敵。ページデザインも素敵。
未来に悩める中高生向けなのかな?
所々過剰なまでのフェミニズムが感じられたのがちょっと…

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2019年05月23日

Posted by ブクログ

世界の女性科学者を見開き1ページで紹介。古代エジプトから20世紀まで、欧米だけでなく中国をはじめとするアジア人も。近代以降は、女性であるというだけで差別的な扱いをされた人がほとんどだった。
日本人がいなかったのが残念。それだけ日本の女性は強いたげられていたという事なのか?

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2019年03月17日

Posted by ブクログ

恵まれた環境とはとてもいえないような状況でも、自分の学びたいこと、知りたいことを突き詰めた女性科学者たちを尊敬するとともに、自分も彼女たちのような姿勢で学ぼうと思った。

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2019年03月03日

Posted by ブクログ

著者レイチェル・イグノトフスキーは、教育的アート作品の創作に情熱を燃やしている。本書はイマジネーション溢れる豊富なイラストと、短文形式のわかりやすい文体で、50人の女性科学者の生い立ちから業績が、丁寧に綴られている。性差別の困難な状況にめげずに頭角を現し、周囲に認めさせていくプロセスには想像以上の苦労があったことがうかがわれる。人類の半分が女性であり、遺伝学的にも優勢であるという科学的見解もある中、今後も女性が進出する裾野は広がり、活躍できる環境が重要であると、改めて感じた。

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2018年11月07日

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