あらすじ
92万部を突破した『おやすみ、ロジャー』、20万部の児童翻訳小説『ワンダー』、36万部の『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』……。今、出版業界で大注目の書籍PR。その先駆けとなった女性のアイデアを膨らませ、人間関係をつなぎ、作り手の思いを世の中に広め、社会の役に立つ情報を提供する。本好きが嵩じてフリーランスになり、幸せを見つけた著者の、幸福な働き方、物の考え方を紹介!
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Posted by ブクログ
朝、出勤途中の車の中で聞いていたFM クロノスに著者が出演されていて、興味を持っていた。だが、お名前も書名も覚えておらずそのままに。それが、今日、「書籍PR」という単語が目に飛び込んできて、手にとってみたら、間違いなくあの時の本だった。
書籍PR(パブリシスト)という仕事があるとは、あの放送を聞くまで知らずにいた。そして、この書籍で、その仕事の内容がはっきりとわかった。
著者・出版社側とメディアの橋渡し役でもあり、PR企画のまとめ役であり、営業でもあり、いわば本に関しての一人広告代理店のような仕事といえるだろう。
ここに書かれている著者の代表的な仕事に関しては、御本人は表にはでないけれど、仕事の成果は目にしたり耳にしたりしていたもの。「あのテレビ番組であの本がとりあげられたのは、こういう過程があってのことか!」と、興味深く読むことができた。
やさしく丁寧な語り口の文章で、読みやすく、あっという間に読んでしまった。
自分なりのポリシーを持ち、依頼を受ける作品を決めることや、メディアとの交渉のすすめ方、チームを機能させる術など、どんな仕事をしていく上でも参考になると思う。