【感想・ネタバレ】君の名前で僕を呼んでのレビュー

あらすじ

「あとで!」乱暴で無愛想でそっけなくて冷淡なその響きは、オリヴァーについて真っ先に思い出す言葉だ。十七歳のあの夏、エリオがオリヴァーと過ごした日々は、鮮やかな記憶として今も消えずに残っている。毎年、夏休みになるとエリオの家に滞在する若い研究者のひとりでしかなかった彼の最初の印象は、好きになれるかもしれないし、大嫌いになるかもしれない男だった。しかし、すぐにエリオは彼から目が離せなくなり、話ができれば幸せに、よそよそしい態度をとられれば傷つくようになって──。切なくも甘いひと夏の恋を描いた青春小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

色んなかたの感想を読んでいたらもう一度、読みたくなりました。
異国の風景をイメージしながら読みました。
夏の一時、冷たい川の水や、太陽の降り注ぐ道、他にもいっぱいあるのですが、やめておきます。
続編も読んで…ちょっと泣いてしまった。
大好きな本です。

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2024年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

美しい映像、美しい音楽、美しい男。
映画版「Call me by your name」がとてもよかったので、原作を読みました。
映画ではさほど描かれていなかったエリオの心の葛藤がよくわかります。
エリオとオリヴァーが、駅で別れる描写、まるごと原作にはないです。映画でのこの描写もとても良かった一方で、全く書かれていないことで、私の想像力が掻き立てられとても悲しくなりました。映画のラストはオリヴァーが電話でエリオに結婚を告げ、暖炉に向かってのエリオの涙顔で終わりますが、原作はその後も少し描かれていて、「大失恋」だったかもしれませんが、原作のラストは悲しみの大きさは減らないにしろ、気持ちをストンと着地させることができました。映画のような終わり方だと、「エリオが気の毒すぎてどうしよう?」とかなり動揺していたものの、これを読んでしみじみとした気分になりました。原作のラストの数行、とてもいいですよ。映画を観て気に入った方はぜひ読んでほしい一冊です。また原作を読んでも、映画のあの美しい世界が色褪せることもないので安心です。

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2023年08月13日

ネタバレ 購入済み

映画のネタバレ含む

映画のさらに後の時系列にまで言及されています。
ものすごい余韻があります。

I remember everything
何一つ忘れない。
僕はなんでも覚えている。

映画の続編もあるらしいので楽しみにしています!

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2018年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルが美しいのと評価の高さで久しぶりに手に取った恋愛小説。
イタリア人らしい(?)情熱さ。ふたりの人物をなんの後ろめたさもなく素敵だなと思ってたり、パーティで出会った女の子といい雰囲気になってたり。
でも後半エリオの相手の女の子全く出てこなくなってあっさりしすぎだろ…とも思った。

最初の夜を迎えるまでの駆け引きは甘酸っぱくてもどかしくて、必死に相手のことなんて僕は興味ないけど?て無関心を装うのは万国あるあるなんだなーって思った。
桃での自慰シーンはちょっと気持ち悪かった…笑

タイトルの「君の名前で僕を呼んで」というのは、なんとなく素敵だなーと思ってただけで、作中で同じ言葉が出てきても理解してなかったんだけど、他の方の感想を読んで腑に落ちた。
好きな人の顔を思い浮かべながら呼ぶ自分の名前は、その人に自分はどんな風に呼ばれるんだろうって思い浮かべることなんだね。

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2023年11月30日

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