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Posted by ブクログ
ずっと前に表紙とタイトルに惹かれて買ったけど、途中で読むのをやめてしまっていたので再読。
映画より小説の方が好きだった。映画はイタリアの情景とティモシーシャラメがめちゃいいけど、映画と小説は別物って感じ。
小説の自分の気持ちを一から百まで教えてくれるエリオの感じの方が好き。ずっと色々考えてる感じが自分の思考の中みたいで好きだった。
比喩に富んだ文章の表現が美しくて大好き。
特に好きだったところ3つ。
「あの目を長く見つめていることはできないけれど、どうしてできないのかを知るには、それでも見つめつづけないといけない。」
「一緒にいないときは、他人といるときの彼が僕といるときと同じ人間でいるかぎり、彼が何をしていようが平気だった。外出しているときのオリヴァーが別人でありませんように。僕が見たことのない人間になりませんように。僕たちと一緒にいるときと別の人生を送りませんように。」
「彼は知ってもいい、見てもいい、彼が非難したいなら非難してもいい一一世界じゅうに言わずにいてくれるなら。といっても今は君が僕の世界なんだけど。君があきれて軽蔑したまなざしを向けてきたって構わない。だけどオリヴァー、面と向かって話したとき、君の冷たい表情と向き合うくらいなら、僕は死んだほうがましだ。」
僕は君で、君は僕なんだよ
なんて素敵な感覚なんだろうか。
Posted by ブクログ
一読目 2021.4.27
二読目 2024.7.14
一読目の時、読感としては少し気持ち悪さが残っていた。それは性描写が沢山あり、エリオの考えてるぐちゃぐちゃな感情のすべてが分かってしまうことから来たものだと思ってた。
それは感覚的なものであっても間違ってはなかった。けど、今回そう感じたことをより掘り下げて考えられたので、共有する。
この小説は、かなり強いエリオの主観。
更に文の精巧さゆえに、エリオの心理が私の中に溢れんばかりになだれ込む。そうして、自他の境界をうまく保てなかったことで、私は気持ち悪さを感じたのではないかと思う。
今回ものめり込みはしたが前回ほどの気持ち悪さは感じなかったのは、こういったことに気がついたからかもしれない。
Posted by ブクログ
映画では情景綺麗だな。音楽いいな。この世界観好きだなって感じてた。それもそのはずで原作ではこれでもかってくらいエリオの言葉(心情)が出てくるけど、映画ではそれがほとんどない。そもそもエリオは心の中ではキャパオーバーなんじゃないかってぐらいの情報量で溢れているのに、言葉に出すのはほんの少しだけ。だから傍から見たら映画のように言葉が少ないんだろうな。
でも原作ではエリオの思春期特有の感情のぐちゃぐちゃ状態が延々と描かれていてそれがまた良かった。そしてエリオの感情の解像度がすごい。思春期って漠然とした不安に駆られたりして、それを言語化するのってすごく難しかったりするけど、そういう葛藤とか苦悩を17歳でここまで言語化できるのすごい。
理屈っぽくて皮肉的なところも含めて、今まで読んできた小説の人物の中で一番好きかも。
君の名前で僕を呼んでというのは、相手が自分の半身になること。一つになること。
時間が経ってもそれは変わらなくて、オリヴァーとエリオはずっと一つのまま。
君の名前で僕を呼んでって、誓いみたいで良いな
Posted by ブクログ
先に映画を見てから読んだ。ティミーエリオ実はこんなに感情ぐちゃぐちゃやったんやな。
わかる〜〜〜〜〜( ; ; )って思う場面ばかりで読んでる私も情緒不安定になったよ。
君の名前で僕を呼ぶこと、私は凄く素敵なことだと思った。
実際好きな人を思い浮かべながら自分の名前でその人を呼ぶ振り?をしてみたら「こんな風に呼ばれたいな」とか「あの人が私の名前を呼ぶときこんな感じのイントネーションだったな」って思って、自分の名前なのに頭の中はその人でいっぱいになった。
だからこそエリオは自分が呼ぶのではなくオリヴァーに呼ばれたかったのかも。
凄く素敵って書いたしあの最後も良い思い出として輝き続けるよねって思ったけど、この感想書いてあの最後やっぱ切ないわって泣いた( ; ; )
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