あらすじ
深夜三時に起きて朝刊を配達し、古いアパートに帰って少し眠り、鉢植えの世話をする。友人も作らずもう六年、百合原(ゆりはら)はこんな毎日を続けていた。あるとき集金先のマンションで、越してきたばかりの滝本(たきもと)という男と出会う。滝本は百合原の顔を見た途端、言葉をなくすほど驚いていた。実は百合原はかつて事件を起こし、その間の意識がない。そして滝本には十年前に姿を消した忘れられない恋人がいたようなのだが……?
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幸せに
リカ先生の作品というだけで購入、予備知識なし、ネタバレなしで読みましたが正解でした。
重いテーマで、終始仄暗さがありますが、読めてよかったと思います。
ツボった
ずっと昔に読んだビリーミリガンは24人いたんだっけ?どんな話だったっけ?
とか思いながら読みすすめていましたが、なかなかツボりました。
最後統合されたとおるにみつきっぽさがみえるシーンがもっと読みたいとおもいました。
すごい
ミステリー風な話で、先が気になって一気に読んでしまった(笑)
滝本が、最初はクズ男かと思ったら最後はなんて愛の深い男なんだろうという変わりっぷりでそこも爽快だった。
三希は、いなくなったんじゃない。一緒になったんだと思えるラストに涙が出た。
百合原と滝本が愛を知っていく過程が良かった。
イッキ読み
多重人格とか本当に重くて深い話しでした。
精神疾患は複雑で なかなか理解するのは難しいですが、関わった人にしてみたら大切な相手なんでしょうね。
お話しの組み立てが上手くて どうなるんだろ?と引き込まれ、読み切ってしまいました。
面白かったです
Posted by ブクログ
暴行虐待された過去のある多重人格の受けに、よく嗜虐願望のある攻めのキャラを組み合わせたなぁ…しかしこれが逆に読み終わったあとじわじわくる…感動でうち震えてしまうくらい…。
ちょうどmiletさんのアルバム聴きながら読んでたらなんかクライマックスの部分で良い感じのエモい曲がきて二割増しくらい切なくなった(笑)