あらすじ
古代ギリシアにおいて初めて倫理学を確立した名著。万人が人生の究極の目的として求めるものは「幸福」即ち「よく生きること」であると規定し、このあいまいな概念を精緻な分析で闡明する。これは当時の都市国家市民を対象に述べられたものであるが、ルネサンス以後、西洋の思想、学問、人間形成に重大な影響を及ぼした。
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Posted by ブクログ
友愛と快楽について
友愛
「友とは、『第二の自己』である」
恋愛関係から徳の友愛へと変化する
外見判断→恋愛関係→内面判断
快楽
快楽は活動の「仕上げ」
人間はポリス的動物である⇔セネカ
上巻よりイメージ湧くから面白い
Posted by ブクログ
あらゆる行為と選択は善を目的としてなされ、諸目的のうちには他のすべてを手段として統御する最高善(ト・アリストン)が存在する。
そして人間の生は、この最高善を目標として秩序づけられる。
アレテーは技術であり、意図的に反復される習慣により獲得可能である。
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第7巻
抑制と無抑制,放埓と節制
第8巻
愛(フィリア)とその種類
第9巻
愛
「人間はポリス的・社会的なもの(ポリティコン)であり、生と他と共にすることを本性としている」(137頁)
第10巻
快楽,幸福
「幸福こそが究極目的なのだ」(172頁)+
解説
倫理学というよりも政治学と言った方がよい
本論ではないが、プラトンのイデア論に対する反論が注目される。
Posted by ブクログ
哲学は何のために勉強するんだろう?僕は今を生きていくうえで哲学を知っているのと知らないのとでは人生の豊かさが変わってくるんじゃないかと思う。
哲学を学ぶにあたって何からやってよいかわからなかったんだが、PHP The Business 21(4月号)という雑誌に哲学特集をやっていて、まずそれから始めようと読み始めたのが、この本ニコマコス倫理学。
率直な感想としては全く理解できなかった。哲学はなんでこんな難しく書かれているんだろうなと思う。哲学をもっと庶民が気軽に読めるくらいのレベルまで落とせばもっと人生が豊かになるんじゃないかな。
この本では善とは何かという問いかけから始まり、アリストテレスの考える最高善とはすなわち政治の目的であると。知性的なアレテーが経験、そして倫理的なアレテーが習慣づけである。アレテーには2種類あり、よくわからないがこれらが大事であると。
特に上巻では中庸をしきりに重要視している。中庸とは少なすぎず、多すぎず、その中間を一番重要な価値としている。加藤嘉一さんも中庸は非常に重要な考え方とテレビでも言っているが、僕はこの中庸という考え方が受け入れられないし実行できない。なぜか、僕は中庸と中途半端を学生時代から意味を取り違えており、いまだに中庸という考え方が受け入れられない。
下巻では愛(フィリア)や快楽について述べられている。愛とは相互応酬的な行為である、「また若者は恋愛に陥りやすい、恋愛は多くは情念的であり快楽を動機とする」というこの言葉にぐさっときたね。さらに「いま愛しているかと思えばただちにまた愛さなくなるのであって、しばしば同一日の上に変化が生ずることがある」というところに我ながら恥ずかしくなるほど当を得ているなと感心だ。
基本的な人格、中庸や節制などこの本ではさかんに取り上げられていた。まずこの2つの価値観だけでも実践していきたいと思う。
次の哲学書はヘーゲルの「歴史哲学講義」を読みます。