あらすじ
聖なる竜蛇神に見出されし神子が王を選定する国・アヴァロニス王国。そんなアヴァロニスの次代王候補の一人・レンドルフは、王位に執着がなく、盲目的な神信仰に対しても懐疑的だった。レンドルフはある日、選ばれし神子・春夏と、それに巻き込まれ一緒に異世界から召喚されてしまったという少年・秋人と出会う。しかも秋人は、この世界では『災厄の導き手』と呼ばれ忌み嫌われる黒髪黒瞳の持ち主。誰もが秋人を嫌悪し殺そうとする中で、レンドルフは神への疑念から、なんとか秋人を助けたいと思っていた。秋人を匿うことになったレンドルフだったが、共に過ごすうち、その健気さやひたむきさに次第に心惹かれていき……? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
アヴァロニスシリーズ、「黒曜の災厄は愛を導く」の、レンドルフ視点。続編じゃなかった。
アキくんが失踪してる間、春夏と協力して捜索してるところとか、アキくん保護した後に、不在がちだったのは、何をしてたのかとか。アキくん編では半分意識がなかったせいでよくわからなかった神と神子の交代劇の際、どんなことがあったのかなど。同じ時間軸のお話の、裏の場面がみれるという楽しみ。堅物レンと初心アキのもだもだの恋も、楽しく読めます。多少春夏にかき回されてる。アキくん編では思わなかったけど、レンフィルター通してみるアキはほんとカワイイ。
なぜか何度も読み返してしまう
噛めば噛むほど…のスルメのように、じんわり萌える作品。
言葉が通じなくて意思疎通がなかなかとれない=読者にも半分くらい何が起きてるのかわからない。
エロもほとんど描写なし。受も攻も地味(笑)
そういうモロモロの要素のせいで一作目を一読した時点では肩透かしというか、あまり面白いとは思わず。
あまりの地味さに、シリーズっぽいけど打ち切りになるのでは…?と心配してました(笑)
しかし気づけば続編を購入し、しばらくするとなんだかまた読み返したくなる(笑)
レンドルフの言ってたこととか一作目で謎だった部分が
明らかになってスッキリ。
そしてレンドルフ、アキちゃんのことこんなに好きだったんだなーと地味に衝撃でした。読者にもアキちゃんにも全然伝わってなかったけど(笑)
アキちゃんとしては身体は弱ってるは、レンドルフはハルカを好きなんだと勘違いしてるはで辛い期間なんだけど。その裏でレンドルフはアキへの恋心に七転八倒してるのが…笑
こんだけ愛されてたらアキちゃんの苦労も報われるなーと、じんわり幸せな気持ちになれるので何度も読んでしまうのかも。