続きが気になりすぎて、久しぶりにイッキ読みしてしまいました。
灰嶺中学2年D組には、誰かが作った「序列」が存在します。ある日、その序列の1位である人気者、 姫山椿が突然自殺してしまいます。その葬儀の帰り、教室に戻ったクラスメイト達の机にはなんと、死んだはずの姫山椿からの「遺書」が置かれていて...!?
遺書が本物なのか、そして、なぜ姫山さんは自殺してしまったのかを明らかにするために、2年D組のメンバーは互いの遺書を公開し合うことにします。
一見するとクラスメイトへの感謝の言葉がつづられている手紙のようにも見える遺書なのですが、内容を公開し、クラスメイトで意見を交換するにつれて、遺書の裏に隠されたメッセージが見えてきます。
自分の都合の良いように遺書を解釈してしまったり、保身のために他人を責めてしまったり、欲で周囲の人を振り回してしまったりと、クラスメイトの本音やドス黒い感情が露わになっていく展開にドキドキとハラハラが止まりません!
遺書が公開される度に姫山さんの自殺の原因に様々な可能性が浮上して、展開が二転三転していくので、あっという間に最後まで読み進めてしまいました。
ミステリーや人間関係ドロドロ作品が好きな人にオススメの作品です。
感情タグBEST3
序列がただのランキングだったことがわかって、じゃあ今までのことは何だったのかと、白紙かえったように見せかけて、まだまだ続いていくストーリー。
拡げた風呂敷畳むのが上手な先生なので、今後の展開が本当に楽しみで仕方がありません。
ひまりの気持ちすごい分かる…「序列」なんてあったらそりゃこんな風になっちゃうよ。
でも、序列が序列ではなかった…色々と予想を裏切る展開で面白い。
【購入者限定 電子書籍版特典】がわざわざ内容説明に記載されているURLからいかないと見れないのが面倒。ページに組み込んでくれれば良いのに。
「学級会で発言しそうな人ランキング」かぁ。自分だけの楽しみだったはずが、なぜか「序列」として、クラス全員に送信され、それが自殺の原因かもしれないなんて怖すぎ。
この告白で、また闇が深まりそう。続きが楽しみだ。