あらすじ
【死の真相は「何故?」から「誰のせい?」へ――。】
序列1位の姫山が遺した、クラス全員分の「遺書」。感謝の「遺書」と思っていたクラスメイトだったが見方を変えると「恨み」や「嫉妬」にも取れる内容だった! さらに、女生徒が何者かに「遺書」を奪われる事件が発生。そして、遺書公開2回目…。ついに姫山の交際相手、赤崎の遺書が公開される!
(C)2018 Toutarou Minami
続きが気になりすぎて、久しぶりにイッキ読みしてしまいました。
灰嶺中学2年D組には、誰かが作った「序列」が存在します。ある日、その序列の1位である人気者、 姫山椿が突然自殺してしまいます。その葬儀の帰り、教室に戻ったクラスメイト達の机にはなんと、死んだはずの姫山椿からの「遺書」が置かれていて...!?
遺書が本物なのか、そして、なぜ姫山さんは自殺してしまったのかを明らかにするために、2年D組のメンバーは互いの遺書を公開し合うことにします。
一見するとクラスメイトへの感謝の言葉がつづられている手紙のようにも見える遺書なのですが、内容を公開し、クラスメイトで意見を交換するにつれて、遺書の裏に隠されたメッセージが見えてきます。
自分の都合の良いように遺書を解釈してしまったり、保身のために他人を責めてしまったり、欲で周囲の人を振り回してしまったりと、クラスメイトの本音やドス黒い感情が露わになっていく展開にドキドキとハラハラが止まりません!
遺書が公開される度に姫山さんの自殺の原因に様々な可能性が浮上して、展開が二転三転していくので、あっという間に最後まで読み進めてしまいました。
ミステリーや人間関係ドロドロ作品が好きな人にオススメの作品です。
感情タグBEST3
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クラス1の人気者の自殺
クラス1の人気者の椿が、学校のトイレで自殺。
その後クラス全員あてに遺書が届く。
椿は何故自殺したのか、遺書は誰が何の目的で書いたのか、クラス全員で遺書を公開していく中で、次々と出てくる闇。
真相は明らかになるのか?
次々と人が死ぬような話ではなく、一人の生徒の自殺について突き詰めていく話が、あまりない内容で、また、個々の生徒の闇もリアルで、毎回引き込まれます。
どういう結末になるのか楽しみです。